CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-008「フォックストロット・シックス」(アメリカ・インドネシア)

2020年01月05日 23時03分15秒 | アメリカ映画
口でもゆすいでろ
 地球規模の気候変動によって穀物の生産に甚大な被害が生じ、経済が大混乱に陥った近未来。食物は石油に代わって最も貴重な商品となり、穀物大国インドネシアが新たな世界経済のリーダーに浮上した。
 しかし、インドネシアは全体主義を掲げる政党PIRANASに支配され、国民は虐げられるように。政治家となった元海兵隊員アンガは、PIRANASに対抗するべく仲間とともに立ち上がる。(「作品資料」より)


 世界的食物不足が深刻になっている近未来を舞台にしたSFアクション。

 世界経済のリーダーとなったインドネシアでは、政党ピラナスが圧制を敷き、国民を虐げていた。

 そんな中、自らも政党の上層部に入り込もうと目論んでいた政治家のアンガ。

 しかし、ピラナスに反旗を翻す革命軍に連れ去られてしまうが、そこでは死んだと思っていた恋人と、更に自分の娘だという少女と出逢う。

 アンガは恋人と娘を護るため、革命軍に手を貸し、ピラナスの陰謀を国民に知らしめるべく立ち上がることを決意する。

 
 絶対的な力を持つ巨大な政党、ピラナス。

 それは政治的だけでなく、大量のハイテク武器と兵士も抱え、革命軍に迫り来る。

 ドローンはもとより、ロボットのようなスーツを装着するロボテックや、姿が全く見えなくなるステルス・スーツなど。

 アンガは政治家になる前は海兵隊員であり、かつての仲間を集め、更に謎の戦士を加え、わずか6人の精鋭で巨大な敵へ立ち向かうことにする。

 多勢に無勢ながら信念のため、愛する者のために戦うというオーソドックスな展開ではあるが、近未来を舞台としたSFということで、ハイテク武器を駆使した戦いが興味深い。

 しかし、最終的には体を張ったガチンコ対決も見せてくれる。

 もちろん無謀な戦いということで、途中で退場してしまう者もいるが、これは意外かなという人物も退場してしまうのは、ちょっと驚きだったかな。

 果たしてアンガたちはピラナスの陰謀を国民に知らしめることが出来るのか。

 王道的な展開の話ではあったが、わずかな人数で巨大組織に立ち向かうという展開は高揚感あるし、スッキリとした気分にさせてくれる。

 何とか決着付いたかと思ったら、エンドロール中に映像が。
 この作品も続編を考えているということか。

/5

監督:ランディ・コロンピス
出演:オカ・アンタラ、ベルディ・ソライマン、アリフィン・プトラ
   リオ・デワントコ、ジュリー・エステル、マイク・ルイス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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