想像と現実の区別がつかなくなる
法科学生のマーティンは、病院の遺体安置所で夜警のアルバイトを始めるが、前任の夜警からそこがいわく付きの場所だという話を聞き、死体が並ぶ光景に冷たい恐怖を覚える。
一方その頃、世間では娼婦ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が起きており、マーティンの働く病院にも皮膚を剥ぎ取られた被害者の死体が運び込まれてくる。それをきっかけに彼の周囲では不可解な出来事が起こるようになり、マーティンは次第に妄執にとりつかれていく。
そしてある日、遺体安置所の死体が不自然に動かされている痕跡が見つかり、事件を捜査するウォーマー警部は、状況証拠からマーティンに疑いの目を向けるようになる。(「作品資料」より)
1994年製作、日本では1996年に公開されたデンマーク製サスペンス・ホラー。
未見であったが、30周年デジタルリマスターでリバイバル公開され、初鑑賞。
学生のマーティンは病院の夜警のバイトに就く。
見回る場所には遺体安置所もあり、さすがにマーティンもそこに入るのには恐れを感じてしまう。
折しも娼婦を狙った連続殺人が発生しており、被害者の遺体が運び込まれる。
死体安置所以外にも怪しげな部屋が幾つもあり、何かが起こりそうな雰囲気がある。
果たしてどのような恐怖がマーティンを襲うのか気になる。
マーティンが夜警をしている時は何かが起こりそうで、緊迫した雰囲気になる。
死体が動いたら鳴るという警報が鳴ったり、安置所から死体が別の場所に動いているのを見つけたりとホラーな恐怖がマーティンを襲う。
霊的な話のようだったが、あることからマーティンが連続殺人の容疑者となり、追い詰められていくという展開になる。
ホラーな恐怖感と緊迫した展開で面白い1本であった。
途中の遺体が起き上がってくるシーンで気付いたが、ユアン・マクレガー主演の「ナイトウォッチ」のオリジナル作品だったんだな。
「ナイトウォッチ」は鑑賞しており、話の展開までは憶えていなかったが、そのシーンとクライマックスで友人が取る行動に関しては憶えていたな。
/5
監督:オーレ・ボールネダル
出演:ニコライ・コスター=ワルドー、キム・ボドゥニア、ソフィー・グローベール、ロッテ・アンダーソン、ウルフ・ピルガード
於:池袋HUMAX CINEMAS
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