CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-133「ハイ・ライフ」(ドイツ・フランス・イギリス・ポーランド・アメリカ)

2019年05月27日 22時59分10秒 | ドイツ映画
犬に餌をやってくる
 漆黒の宇宙を漂う一隻の宇宙船。その中には一人の男モンテと、なぜか生まれて間もない赤ん坊の2人だけがいた。
 かつて宇宙船にはモンテをはじめ9人の乗組員がいた。彼らはいずれも死刑や終身刑を言い渡された重犯罪人たちだった。
 彼らは科学者のディブス医師が行うある実験に参加するためこの宇宙船に乗っていたのだったが。(「allcinema」より)


 宇宙船らしき乗り物の中で一人の男、モンテが過ごしている。
 一緒にいるのは、赤ん坊である娘だけ。

 どのような状況か気になるところ、乗員であったと思われる死体を船外へと捨てるモンテ。

 やがて、回想のようにモンテがこの宇宙船に乗った理由から、幼い娘と二人だけになってしまう過程が描かれる。

 宇宙船という限られた空間で起こる悲劇。

 SFサスペンスということで興味深く鑑賞したのだが、期待するほどの緊迫感はなかったな。

 逆に物語がどこへ向かうのか掴み辛い展開であった。

 死刑囚や終身刑を負った重犯罪人たちが、刑の免除と引き換えに、宇宙船に乗って検体となる。

 ディブス医師の下で、実験に参加するが、それが生殖に関わるもの。

 そのためかエロティックなシーンも多い。

 ディブス医師の求めるものも何なのか判り難かったな。

 9人いた乗員が、モンテ一人となる事件がどんなものであったのか。
 
 そして、モンテの娘、ウィローが産まれる経緯はどんなものなのか。

 
 多分、これまで作品は観たことはなかったと思うが、鬼才と呼ばれる監督の作品。

 初のSFサスペンスということで、ジャンルで選んだのだが、苦手なアート系の作品だったということか。

 ラストも何か消え入りそうな終わりだったな。

/5

監督:クレール・ドゥニ
出演:ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、アンドレ・ベンジャミン、ミア・ゴス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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