CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-029「嘘を愛する女」(日本)

2018年01月31日 00時42分06秒 | 日本映画
知らなかった方が良かったと思いますか
 食品メーカーでキャリアウーマンとして活躍する川原由加利は、震災のときに運命的に出会った研究医の小出桔平と同棲5年目を迎えていた。
 ところがある日、突然現われた警察から、桔平がくも膜下出血で倒れたと告げられる。しかも、彼の運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、職業はおろか小出桔平という名前すらも嘘だったことが明らかとなる。ショックを受ける由加利だったが、肝心の桔平は意識を失ったまま病院のベッドで眠りつづけていた。
 彼は何者で、2人が愛し合った日々も嘘だったのか、由加利はその答えを知りたくて私立探偵の海原匠を頼ることに。
 やがて彼が書き残した未完の小説が見つかり、その内容を手がかりに、彼の秘密を追って瀬戸内海へと向かう由加利だったが。(「allcinema」より)


 キャリアウーマンの川原由加利が5年間同棲していた、小出桔平の素性が全て嘘であったことが明らかとなり、動揺しながらも、桔平の過去と素性を探る由加利の姿を描いたサスペンス。

 震災の時に手を差し伸べてくれた桔平は穏やかで、面倒見のいい男。
 そんな男の素性が全て嘘であったのは、犯罪者なのか、それとも由加利を騙そうとしていたのか。

 桔平の素性がばれるのはどういう経緯かと思っていたが、くも膜下出血で倒れ、警察が身元を調べようとしたため。

 それを聞かされた由加利は、彼の正体を知りたいと思うと共に、一緒に過ごした時間、その間の彼の気持ちを確かめようとする。

 桔平の持っていたパソコンの中に、書きかけの小説があり、その内容から瀬戸内へと出かける由加利。

 親友の叔父で、探偵をしている海原の手を借りて、桔平の思い出の地と思われる場所を巡っていく。

 素性を偽っていたのは、何か隠したいことがあるのだろうと思うのだが、犯罪に関わっていたという雰囲気ではなかった。

 しかし、由加利がたどり着いた真実には衝撃的なものがあり、悲しいものでもあったな。

 そこから更にたどり着く真実は感動的でもあったな。

 名前も何もかも嘘だった男の話ではあるが、サスペンス的な要素と展開を見せながらも恋愛ドラマ、人間ドラマである作品だった。

 何となく予測した結末ではあったが、スッキリした気分にさせてくれる作品だった。

 しかし、由加利が昏睡状態の桔平の枕元でする告白には、ある意味驚かされるところがあったな。

/5

監督:中江和仁
出演:長澤まさみ、高橋一生、DAIGO、川栄李奈、野波麻帆
    初音映莉子、嶋田久作、奥貫薫、津嘉山正種、黒木瞳、吉田鋼太郎
於:新宿ピカデリー

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