CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-028「ワンライン 5人の詐欺師たち」(韓国)

2018年01月30日 00時47分31秒 | 韓国映画
俺たちの一本は0が八つだ
 一見ごく普通の大学生ミンジェは、銀行ローン詐欺業界のカリスマ、チャン課長にスカウトされ、彼の詐欺グループの一員となるや、瞬く間にその才能を開花させる。
 そんな中、チャン課長の長年のパートナー、パク室長がミンジェの活躍に不満を抱き、チームに思わぬ亀裂が生じるのだったが。(「allcinema」より)


 銀行融資詐欺を働く者たちを描いたクライム・エンターテインメント。

 大学生でありながら、その才能を買われ、詐欺グループの一員となるイ・ミンジェ。

 やがて独立し、ネットを使って顧客を集め、融資詐欺を続け大金を手にするようになるが、そんなミンジェをかつての仲間であったパク室長や、融資詐欺を捜査する刑事が迫ってくる。

 融資詐欺というのは判りづらかったが、騙す相手は銀行のよう。


 最初はミンジェが客となって融資を受けるのだが、実はミンジェもその金を奪う目的を持っている。
 しかし、そのミンジェも仲間に裏切られてしまったりする。

 冒頭から裏切りの連続。

 ミンジェは、融資詐欺のカリスマ、チャン課長のチームに入って頭角を現すが、それを快く思わない仲間によってチームに亀裂が入る。

 騙し、裏切りの連続で、果たして誰と誰が最後まで仲間なのか、誰が裏切るのか、二転三転する展開が面白い。

 融資詐欺は客を苦しませないということだが、袂を別ったパク室長の手口は卑劣で、客を騙し、更に暴力的な取立てで客を死にまで至らせたりする。

 そんなパク室長を騙すため、ミンジェは身を隠していたチャン課長と手を組み、最後の大勝負に出る。


 こういう詐欺が題材の作品は、最後にどんな騙しの手口でアッと言わせ、更にスッキリさせてくれるのかが興味深い。

 騙しの手口が結構判りづらいものも多いが、本作はまずまず判りやすかったし、最後もスッキリさせてくれたかな。

 最後の最後まで、ミンジェの仲間がどこまでいるのかハッキリせず、それが面白さの一因にはなっていたかな。

 詐欺を働くことに共感は持てないが、面白い展開の作品だった。

/5

監督:ヤン・ギョンモ
出演:イム・シワン、チン・グ、イ・ドンフィ、パク・ビョンウン、キム・ソニョン、アン・セハ
於:シネマート新宿

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