CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-078「ルイの9番目の人生」(カナダ・イギリス)

2018年03月26日 23時42分21秒 | カナダ映画
ボクは大人になれない
 9歳の誕生日に両親とピクニックに出かけた少年ルイが崖から落ちて昏睡状態に陥る。彼はこれまでにも生死に関わる大事故を8度も経験していた。
 さらにルイの父ピーターは現場から行方不明となってしまい、美しき母ナタリーのもとにも謎の警告文が届くようになる。
 そんな中、ルイを担当することになった著名な小児神経科医アラン・パスカルは、この少年を巡る謎を解き明かすべく、自ら調査に乗り出すのだったが。(「allcinema」より)


 産まれてから1年に1度、生死に関わる大事故を経験している少年、ルイ。
 そのルイが9歳の誕生日に両親と共にピクニックへ出かけるが、崖から転落し昏睡状態に陥る。

 現場から父親は行方不明となり、警察は彼の行方を追う。

 ルイを担当することになった著名な神経科医、アラン・パスカルは彼の治療を進めると共に、何度も生死をさまよう事故に遭う少年の謎を解き明かそうとする。

 そんな中、母親であるナタリーの元に謎の警告文が届くようになる。


 鑑賞するまで、監督が「ハイテンション」「ホーンズ 容疑者と告白の角」などのアレクサンドル・アジャとは知らなかったな。

 サスペンスであり、ファンタジーであり、ホラー要素もある作品。

 昏睡状態のルイが一度起き上がるシーンには衝撃度があったな。

 最初はサスペンス要素の強い展開であったが、昏睡状態のルイの意識が映し出されると、そこにホラー要素も交じり、ファンタジックな展開になる。

 ルイが崖から落ちた真相を追うと共に、彼が何故過去に8度も生死に関わる事故に遭ったのかという謎を解き明かす展開。

 かつてルイのカウンセリングを行った精神科医、ペレーズの話やカウンセリングの様子が描かれながら、その謎に迫っていくという展開であるが、果たしてどういう結末に向かっていくのか、なかなか計り知れないところがあったな。

 徐々に謎の解明は進んでいくが、クライマックスにおける全ての真相の解明は、急激で驚きの展開であったな。

 ルイが経験した事故には、ちょっと現実離れした感じを受けたが、その謎が明かされた時には、現実的な話に落ち着いたところは、納得いく感じだったかな。


 様々な要素を取り入れて謎を解き明かしていく展開。
 アッと驚くクライマックスの展開と、いかにも監督らしい作品だったかなという印象であり、惹き込まれる作品だった。

/5

監督:アレクサンドル・アジャ
出演:ジェイミー・ドーナン、サラ・ガドン、エイダン・ロングワース、アーロン・ポール、オリヴァー・プラット
    モリー・パーカー、ジュリアン・ワダム、ジェーン・マグレガー、バーバラ・ハーシー
於:ヒューマントラストシネマ有楽町

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