CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-140「リトル・フォレスト 春夏秋冬」(韓国)

2019年06月09日 10時23分56秒 | 韓国映画
空腹を満たすため戻ってきた
 都会で就職にも恋愛にもつまずき、故郷の田舎へと戻ってきたヘウォン。幼なじみのジェハとウンスクと再会した彼女は、彼らとともに農作物を自ら育て、旬の食材で一食一食を丁寧に作っていただく生活を送り始める。
 こうして季節の移ろいを敏感に感じ、自然のサイクルに身を任せる暮らしを楽しむヘウォンだったが。(「allcinema」より)


 日本のコミックを実写映画化した作品。

 日本でも橋本愛主演で映画化されていたが、そちらは未見。


 ソウルの大学に通っていたヘウォンは、就職試験に失敗し、彼氏との仲もギクシャクしてしまい、生まれ故郷へと戻ってくる。

 そこで、級友のジェハとウンスクと再会、更に自ら農作物を育て、それらを食材として様々な料理を作って食し過ごしていく。

 こうして、自然に寄り添いながら四季を過ごしてくヘウォン。

 都会での生活のしがらみを感じながらも、徐々に生まれ故郷に根を下ろしていく。


 本作のメインは、ヘウォンが自ら育てた食材で作る料理の数々だな。

 一品一品作るのにかなり時間を要しそうな料理も多かったのだが、都会暮らしでは費やすことの出来ない時間ではあるかな。

 この料理が、ヘウォン自身の心を癒すものになっているが、実は急に家を出ていってしまい、行方知れずとなっている母親との繋がりにもなるもの。

 物語は現在のヘウォンの様子と、幼い頃や高校生の頃のヘウォンと母親の様子が描かれる。


 都会で会社員として働きながら、故郷へ戻って農作業をすることにしたジェハなど、都会では感じられない充実した生活を描いており、多少憧れる部分はあるかな。

 しかし、ネオンがないと生きていけない気がしないでもないな。


 大きな事件が起きたりするような話ではなかったが、田舎での農作業とどこかゆったりとした時間を感じることが出来る。
 そして、ヘウォンが作る様々な料理を堪能でき、何となくほっこりした気分になる作品であった。

/5

監督:イム・スルレ
出演:キム・テリ、リュ・ジュンヨル、チン・ギジュ、ムン・ソリ
於:シネマート新宿

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