CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-147「少女ピカレスク」(日本)

2018年07月08日 01時11分15秒 | 日本映画
人は眼球を舐めると痛みが和らぐんだよ
 新人アイドルのヒカリはトップアイドルになるのを夢見て、一人でも多くのファンに自分の姿を届けようと毎日自分で自分を撮影ながら生配信し、ファンと濃密なコミュニケーションを取っている。
 ある日、新曲のPV撮影でダンサーとして参加していた新人アイドル日菜子と亜依の2人と親しくなるヒカリ。撮影も順調に進んでいたが、ちーちゃんと呼ばれる少女が現場に現れ、撮影を中止せざるを得ない混乱を引き起こす。ヒカリは生配信中に、ちーちゃんはいつも大事な時に邪魔してくると吐露。
 やがて、日菜子や亜依の周囲でも不可解な出来事が起こりだす。(「KINENOTE」より)


 自称アイドルのヒカリや、同じくアイドルの日菜子や亜依が自分たちで行う生配信の映像で綴られるサスペンス・ホラー。

 ある意味、P.O.V.作品になるかな。

 監督は、「片腕マシンガール」「ゾンビアス」の井口昇ということで、ちょっと映像に期待したかな。

 
 ネットで生配信をしているアイドルのヒカリ。
 そんな中、時折見せる苦悩の表情と、「大事な時にいつもちーちゃんが邪魔しにくる」という言葉。

 ヒカリのアイドル活動が映し出される中、時折不穏な空気が流れ、ついにちーちゃんがヒカリの元に現れる。

 そして、ヒカリと親しくなった日菜子と亜依にも危険が迫ってくる雰囲気。

 同じ配信映像を繰り返したり、同じ時間帯で各々の配信映像を映し出すことで、ことの真相が明らかになっていく展開。

 何となく、ちーちゃんの正体というものは想像できる展開だし、すぐにそれは明かされるが、後半は3人の身に起こる壮絶な出来事が綴られる。

 ちーちゃんのキャラがなかなか強烈だったし、彼女の言動も強烈だったな。

 そして井口監督らしい凄惨なシーンも多少はあったかな。

 心に闇を抱えた者の引き起こす狂気を描いたサスペンス・ホラー。
 サイコ・ホラーと言ってもいい感じの作品だったな。

/5 

監督:井口昇
出演:椎名ひかり、長澤茉里奈、神門実里、上埜すみれ、松永天馬、武田玲奈
於:シネマート新宿

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