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卵を護るため、巨大化することもある
パリ郊外のアパートで暮らすエキゾチックアニマル愛好家の青年カレブは、珍しい種類の毒グモを手に入れる。心配する店員をよそに自信満々でクモを自宅に持ち帰ったカレブは、一時的にスニーカーの空き箱にクモを入れておくことに。
スニーカーの転売で日銭を稼ぐカレブは、同じアパートの住人トゥマニにスニーカーを売るが、その直後、トゥマニは原因不明の突然死を遂げる。警察は未知のウイルスが発生していると判断して建物を封鎖し、住民たちは閉じ込められてしまう。
一方、カレブのもとから逃げ出した毒グモは驚異的なスピードで繁殖していき、住民たちを襲いはじめる。(「作品資料」より)
逃げ場のないアパートの中で増殖していくクモの襲撃から逃れようと奮闘する住人たちの姿を描いたパニック・ホラー。
パリ郊外に住むカレブは、珍しいクモを見つけて購入する。
一時スニーカーの箱に入れておくが、クモは脱走。
やがてクモは驚異的なスピードで増殖、更に巨大化していき、住人を襲い始める。
最初の犠牲者が出た時、その原因が判らず、ウイルスが疑われ、住人たちはアパートに隔離、閉じ込められる。
そんな中で、クモたちは増殖。
アパート内にクモの巣が張り巡らされ、まるでホラー・ハウスのように不穏な雰囲気となる。
カレブと妹のリラ、そして友人たちはアパートからの脱出を試みる。
その様は緊張感溢れるものだったな。
警察がアパートを封鎖し、脱出しようとする者たちを強制的に押し戻すなど、未知のモノに対する周囲の恐怖も描かれる。
果たしてカレブたちは、クモがうようよするアパートから脱出できるのか。
これだけの数のクモはどう処分するんだろうというところも気になったな。
それにしても巨大化するとはいえ、あれだけの大きさのクモも現れるとは。
閉鎖された空間の中で、迫り来る毒グモからのサバイバル劇。
不穏な雰囲気の中、緊迫感もあり、面白いパニック・ホラーであった。
/5
監督:セバスチャン・ヴァニセック
出演:テオ・クリスティーヌ、ソフィア・ルサーフル、ジェローム・ニール、リサ・ニャルコ、フィネガン・オールドフィールド
於:新宿武蔵野館
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