CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-171「Diner ダイナー」(日本)

2019年07月15日 23時00分00秒 | 日本映画
オレを裏切ったら、おまえは苺だ
 日給30万円の怪しいバイトに手を出し、組織に捕まりとあるダイナーで新人ウェイトレスとして働くことになった少女、オオバカナコ。
 しかしそこは、客の全員が殺し屋というあまりにも特殊なダイナーだった。そして、そこで王のように君臨するのが元殺し屋の天才シェフ、ボンベロだった。
 イカれた殺し屋たちが次々と現われ、殺し合いさえ日常茶飯事のこの狂気の世界で、はたしてオオバカナコは生き延びることができるのか?(「allcinema」より)


 怪しいバイトに手を出し、殺し屋専門のダイナーに売られてしまったオオバカナコ。

 ダイナーを切り盛りするのが、王だと自称する、元殺し屋のボンベロ。

 そんなボンベロの下でウエイトレスとして働くことになったカナコではあったが、客としてやって来る殺し屋たちの狂気に晒されることとなる。

 果たして、カナコはこの狂気が集うダイナーで生き延びることが出来るのか。


 様々な殺し屋たちがやって来ては狂気の様相を呈し、店の中で殺し合いまで始めてしまう。

 そんな狂喜乱舞の世界の中で、これまで誰をも信じず、誰からも必要とされていないと思っていたカナコの心が変わっていく。
 こんな世界での成長物語にもなっている。

 監督が「さくらん」「ヘルタースケルター」の蜷川実花ということで、色彩に拘った映像になっている。

 ほぼダイナー内で話は展開するが、そのダイナーの内装からボンベロが作る料理、そして流される血などがビビッドでインパクトあるものになっている。

 ダイナー内では単なる小競り合いからの殺し、殺し屋としての欲望を果たすための殺しが描かれるが、最終的には、ボンベロを殺し屋から足を洗わせ、シェフにした組織のボスの死の真相と、跡目争いがクライマックスとなる。

 そして、それに巻き込まれるボンベロとカナコ。

 果たして、二人は生き延びることが出来るのか。

 出てくる殺し屋がそれぞれ狂気を発しており、いったいどんな展開となるのか読めない緊迫感ある作品であった。

 結末はちょっと綺麗過ぎたかなという印象。

 ラストの映像は「リメンバー・ミー」だったな。

/5

監督:蜷川実花
出演:藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工
   佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二
於:TOHOシネマズ新宿

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