CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-039「映画 文豪ストレイドッグス BEAST」(日本)

2022年02月10日 00時11分55秒 | 日本映画
あなたは大切な人間を持ってはいけない人
 貧民街の路地に生きる孤児・芥川龍之介は、妹の銀や仲間たちと明日をも知れぬ日々を送っていた。感情を持たず「心なき狗」と呼ばれる彼の瞳に憎悪が宿った日、運命が動き出す。
 4年後、川岸で餓死寸前に陥っていたところを拾われた芥川は、武装探偵社で働き始める。
 そんな彼の前に現れたのは、組織に敵対する者を無慈悲に打ち倒す「ポートマフィアの白い死神」中島敦だった。(「作品資料」より)


 コミックスが原作。TVアニメも放映され、その後劇場版として「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE デッドアップル」が公開。

 本作はその実写版ということになるが、舞台もあったらしく、キャストはその舞台を務めた俳優たちが当たっているらしい。

 ヨコハマを舞台に、異能者たちがバトルを繰り広げるアクションものであるが、観客はほとんど女性であったな。
 俳優目当てなのか。

 原作では、中島敦が武装探偵社に勤める主人公であったようだが、本作は中島敦の宿敵である芥川龍之介が、武装探偵社に勤め、中島敦は〝ポートマフィアの白い死神〟と言われる存在という設定。

 もちろん本作だけで話はまとまるので、そのあたりは問題無い。

 孤児であった芥川は仲間たちを無残に殺され、憎悪をたぎらせる。
 謎の男に妹の銀を連れ去られ、彼女を見つけ出すため、奔走していた。

 中島敦の背後にいるのは太宰治であり、何事かを計画中の模様。

 そんな中、芥川と中島の闘い、そして太宰と異能探偵社の一員である織田作之助との関係などが描かれ、進行していく。

 実在する文豪の名を持つ登場人物。
 そして彼らが持つ異能が、それぞれの代表作が名づけられているのも面白い。

 怪獣や怪人が出てきはしないが、異能者たちのバトルを見ていると、特撮モノの雰囲気がある。

 設定と共に、アクションも全開で、興味深い作品であった。

 ラストを見ると、続編もあり得るということかな。

 余談だが、クライマックスで中島と芥川、泉鏡花が戦うシーンでの場所、黒スーツの男たちと武装探偵社の面々が戦う場所。
 撮影されたのは、自分が勤務しているビルで、正に昨年、その撮影が行われていたのを目にしたな。

 その時は、何の撮影をしているのか判らなかったが、作品を見てようやく判った。

 ちなみに場所は千葉県であるが。

/5

監督:坂本浩一
出演:橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、田淵累生、紺野彩夏
   桑江咲菜、植田圭輔、輝馬、長江峻江、桑野晃輔、堀之内仁
   広川碧、齋藤明里、村田充、岸本勇太、南圭介、荒木宏文
於:TOHOシネマズ池袋

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