CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-229「復讐のトリック」(韓国)

2018年11月25日 10時19分08秒 | 韓国映画
見えるものを隠し、見えないものを見せる
 1947年、豪雨に見舞われたソウルで凄惨な殺人事件が発生。資産家のナム・ドジンが住み込み運転手を殺害した容疑で逮捕される。しかし現場に残されていたのは成人男性の右人差し指だけだった。
 遺留品や証言を基に有罪に導こうとするエリート検事と無罪を主張するドジンは、法廷で攻防戦を繰り広げるが、やがて驚愕の事実が判明し。(「KINENOTE」より)


 1945年終戦直後のソウルで、一人のマジシャンと女性が出逢い、恋に落ちていく。

 1948年に開かれている、死体無き殺人事件の裁判。

 二つの話が並行して描かれていくサスペンス・スリラー。


 1945年、マジシャンのスンマンとハヨンは偶然の出逢いから恋に落ち、やがて結婚までするが、ハヨンが抱えていた秘密により悲劇が訪れる。

 一方、1948年の裁判では、スンマンという男の殺害の裁判が繰り広げられるが、現場に残されていたのは、右手人差し指と大量の血痕、遺留品だけ。

 最初は、容疑者も明らかにされず、誰が殺され、誰が容疑者となっているのか推測するしかない中、過去に起こった出来事によって、徐々にその裁判の内容が明らかになっていく。

 てっきり容疑者はこの人物なんだろうなと思っていたら、明かされた時には別の人物。

 そうすると殺されたとする人物は誰なのか。

 それも話が進むうちに判ってくるのだが、果たして本当に殺されたのか、その顛末はどのようなものだったのか気になる展開。

 アッと驚かせるようなトリックでもなかったが、ミスディレクションに誘うような展開は面白かった。

 単に殺すよりも苦痛を与える復讐劇に溜飲下がる話ではあったな。

/5

監督:キム・フィ
出演:コ・ス、キム・ジュヒョク、パク・ソンウン、ムン・ソングン、イム・ファヨン
於:シネマート新宿

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