CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-215「我が人生最悪の時」(日本)

2023年08月28日 00時14分08秒 | 日本映画
友達だから死なせるわけにはいかねえんだよ
 横浜黄金町にある老舗映画館・横浜日劇の2階に探偵事務所を構える濱マイク。今回の依頼は、幼い頃に両親に捨てられ、兄弟2人で育ってきた台湾人の友人・楊の兄の行方を捜すことだった。
 妹と2人っきりで育ったマイクにとって、楊の境遇は他人事とは思えなかった。お人好しで正義感あふれるマイクは、相棒の情報屋・星野とともに横浜の町で調査を進めた結果、2人は楊の兄の行方をつきとめる。
 しかし、その背景に台湾マフィアと日本に潜伏するアジア系外国人の黒社会との闘争が絡み、マイクの身にも危険が忍び寄る。(「作品資料」より)


 林海象監督、永瀬正敏主演の〝私立探偵濱マイク〟シリーズ、1994年製作の第一弾。

 こちらも4Kデジタルリマスター版として約三十年ぶりに劇場リバイバル公開されたものを鑑賞。 

 初公開時も鑑賞しているが、ストーリー自体はほとんど憶えていなかったので、フレッシュな気持ちで鑑賞できたな。

 横浜黄金町にある映画館、日劇の二階に事務所を構える濱マイク。

 かなり老舗の映画館であるが、実際にある映画館だったよう。

 今はもう閉館して、建物も取り壊されたよう。

 そんな昭和風情の残る日劇と周囲の街で、濱マイクが活躍する。

 ある事件で友人となった台湾人の楊海平の兄を捜すことになったマイク。

 しかし、その調査でアジア系外国人で構成された組織と台湾マフィアとの争いに巻き込まれてしまう。

 そして海平には兄を捜す目的があり、それは彼自身の命を危険に晒すものであった。

 マイクは、海平の命を護るために奮闘する。

 昭和風情に多国籍感。

 モノクロ映像でクレジットなども昭和を意識したものだったな。

 マフィアの抗争という事件はあるが、これはマイクと海平の友情物語。

 話の終わりとしては、物足りなさを感じるかもしれないが、友情物語としては完結したのではないかな。

 最初から三部作製作ということで、次作の予告もあったが、おそらく話としては、違う話になるのだろうか。

 いかにもな探偵である濱マイクの活躍が面白い一本であった。

/5

監督:林海象
出演:永瀬正敏、南原清隆、佐野史郎、塚本晋也、宍戸錠、南果歩、候徳健、大嶺美香、修健、梶原善、阿南健司、近藤芳正、宮地雅子、麿赤兒、千石規子、鰐淵晴子
於:新宿ピカデリー

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