CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-267「ハント」(韓国)

2023年10月17日 22時24分34秒 | 韓国映画
独裁者の手先は独裁者より悪い
 1980年代の韓国。安全企画部(旧KCIA)の海外班長パクと国内班長キムは、機密情報が「北」に漏れたことから、組織内にスパイがいることを告げられる。
 組織内の人間全員が容疑者という状況の中、パクとキムはそれぞれ部下とともに捜査を開始する。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるという緊迫した状況下で、スパイを見つけ出すことができないパクとキムは互いの動向を監視するようになり、次第に対立を深めていく。
 そんな中、大統領暗殺計画が発覚し、その緊張は頂点に達する。(「作品資料」より)


 1980年代の韓国で、大統領暗殺計画と内部に存在すると目されるスパイを暴き出すために動く安全企画部の者たちを描いたスパイ・アクション。

 武力によって制圧したとして、国民から反発を受けている大統領。

 そんな中、アメリカ外遊中に大統領暗殺未遂が起こる。

 情報が漏れたとして、安全企画部では内部にスパイがいるのではないかと考え、海外チームのパク次長と国内チームのキム次長はそれぞれ調査に乗り出し、やがてお互いがスパイなのではないかと疑い出す。

 脱北者を引き取るために日本へと降り立つ海外チームであるが、失敗。

 更に内部にスパイがいることの疑いが濃くなっていく。

 パクとキムがそれぞれ調査していくと、それぞれに怪しい事実が明らかになっていく。

 果たして、北のスパイは安全企画部に存在するのか、それはパクなのかキムなのか。

 それにしても、時代だからか拷問が激しかったな。

 それは女子だからといって容赦ないものであった。

 キム次長が軍隊時代に思い返す光州での事件は「光州5.18」で描かれていた事件であるな。

 パクとキム、それぞれが疑わしい中、真実が明らかになり、思わぬ展開となっていく。

 銃撃戦はアメリカ、日本、タイでも繰り広げられ、諜報戦も繰り広げられる。

 緊迫感した展開で最後まで惹き込まれる作品だった。

 パク次長を演じたイ・ジョンジェ初監督作品だからか、ファン・ジョンミンや主役を張れそうな俳優が多数カメオ出演していたな。

/5

監督:イ・ジョンジェ
出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、チョン・へジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョン、キム・ジョンス、チョン・マンシク
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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