CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-033「バーミー BAMY」(日本)

2018年02月04日 21時46分44秒 | 日本映画
優越感の無い場所にはいられない
 市立図書館で働く田代史子は、ある日大学の後輩・佐伯亮太と再会する。奇跡的な再会をした二人は急速に惹かれ合い、結婚に向かう。
 二人は結婚式の準備を進めていくが、亮太は幽霊が見えてしまうという誰にも言えない能力に悩まされていた。日常のいたるところで遭遇する幽霊によって精神を消耗させられ、史子との生活も徐々にすれ違い、破たんしていく。
 そんななか、同じ能力を持ち、幽霊に怯える女・木村紗英と出会った亮太は、史子との関係から逃げるように紗英にのめり込んでいく。
 しかし、ある日を境に、亮太は突然能力を失い、幽霊が見えなくなる。すると、トラウマこそが自身の拠り所だったと気付き、愕然とする。亮太は、史子からも、紗英からも、すべてから逃げることを決意し、史子もまた亮太との別れを受け入れ、新しい生活を迎えようとしていた。
 しかし、一度発動した奇跡は、二人が離れることを許さなかった。(「KINENOTE」より)


 幽霊が見えてしまう男と彼が関わる二人の女性の姿を描いたホラー。


 偶然再会した田代史子と佐伯亮太は惹かれ合い、結婚することになる。

 しかし、亮太は幽霊が見えるという能力があり、それは家の中でも職場でも見えてしまう。

 そのため、精神的にも疲弊し、史子ともすれ違いが生じ、史子は亮太に対し、イライラを募らせていく。

 亮太が見えるという幽霊の姿は、ちょっと怖いところもあるが、何かをしてくるというわけでもなく、その場にいるだけ。
 追い払うことさえも可能。

 会話というか、台詞が少ない作品で、幽霊を見たがために、少し様子がおかしくなり、史子に指摘されることが多くなる亮太。

 言い訳をほとんどせず、「ごめん」しか言わないので、話がなかなか進まず、ちょっと苛立たしい。

 亮太はその後、同じく幽霊が見える紗英と出逢い、同じ境遇のためか、急速に惹かれていく。

 この二人は出かけて、見つけた幽霊に対し、いたずらのようなことを仕掛けたりして、ちょっと笑えるところがある。

 しかし、その後亮太は幽霊が見えなくなり、そこに大きな喪失感を覚えてしまう。

 全てを捨てて逃げ出そうとする亮太であるが、そこで思わぬ事態が発生する。


 台詞も少なく、そのため説明も少ないので判りづらい話であったな。
 結局亮太が見える幽霊がどうのということではなかったようだが、最後に大きなものが登場してくる。

 展開が今ひとつ掴み辛い話であったが、クライマックスになると更によく判らなかったな。

 幽霊が見え、そのトラウマに苦しむ青年と、それに巻き込まれる形となる女性を描いたホラー。
 設定は面白かったが、最後まで捉えどころのない作品だった。

/5

監督:田中準
出演:行永浩信、中里広海、柘植美咲、桂木悠希、柳東史
於:新宿シネマカリテ

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