CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-034「ガーディアンズ」(ロシア)

2018年02月05日 00時20分37秒 | ロシア映画
獣より劣る人間はいる
 冷戦下、ソ連では遺伝子操作による超人兵士の研究が秘密裏に進められていた。しかし、世界的科学者クラトフの裏切りによって研究は頓挫し、生み出された超人たちも姿を消してしまう。
 50年後、復讐に駆られたクラトフが自ら超人となって復活、ロシアを壊滅させるべく動き出した。国家存亡の危機に直面した政府は、自らの能力を隠して生きるかつての超人たちを見つけ出し、彼らに最後の希望を託すことに。
 こうして、獣のパワーを持つ天才科学者アルスス、念動力を操る賢者レア、超音速の剣の達人ハン、擬態能力を持つ美女クセニアという4人の超人たちが集められ、クラトフの恐るべき野望に立ち向かうチーム“ガーディアンズ”が結成されるのだったが。(「allcinema」より)


 ロシア版の「X-MEN」「ファンタスティック・フォー」か。
 タイトルからして「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」を思い出させる。

 ロシア語が判らないので、原題がどうなのか判らないが、作中の字幕でも〝ガーディアンズ〟となっていたな。

 
 冷戦下のソ連で極秘に研究されていた超人計画。
 一人の男の裏切りによって計画は途中で頓挫。超人たちも世界各地へバラバラとなる。

 しかし50年後、裏切り者で自ら超人となったクラトフが復活し、ロシア、世界壊滅を目論む。

 事態収拾のためロシア政府は、世界各地に散っている超人たちを集め、クラトフの野望を阻止するため動き出す。

 
 ロシア壊滅、世界崩壊の危機という壮大な話で、その映像はなかなか見応えのあるものだった。

 そして、超人たちの繰り出す技、能力シーンも見応えあったな。

 ストーリーは驚くほどサクサクと展開し、超人の発見から仲間になるまでが早かった。

 超人であるが故の葛藤も描いていたりしたが、それは少なめだったかな。

 集まって早速攻撃を仕掛ける超人たちであるが、クラトフの力は強大でアッサリやられて、捕まってしまう。
 それなりにクラトフに意図があって超人たちを誘い出したようだが、その意図が今ひとつ判りにくかった。

 実は一番強かったのは、ガーディアンズを指揮する、人間のエレーナだったんじゃないかな。

 その後、訓練と組織による開発によってパワー・アップした超人たちが再びクラトフに挑む。

 
 超人たちの葛藤の描き方はちょっと浅めであったが、サクサクと物語が進み、大掛かりな映像も見せてくれ、楽しめるエンターテインメントであった。

 ご多分に漏れず、ラストの台詞やその後の映像で続編を匂わせている。

 続編製作されたとして、日本で公開されるのかな。

/5 

監督:サリク・アンドレアシアン
出演:アントン・バンプシニ、サンザール・マディエフ、セバスチャン・シサク、アリーナ・ラニア
   スタニスラフ・シリン、ヴァレリア・シュキランド、ヴィチェスラフ・ラズベガエフ、アレクサンドル・コミサロフ
於:池袋シネマ・ロサ

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