CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-294「スオミの話をしよう」(日本)

2024年09月26日 00時26分15秒 | 日本映画

この人はこういうのが好きなんです

 豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。

 やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。

 しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で。(「作品資料」より)

 

 大富豪、寒川の妻、スオミが失踪する。

 刑事の草野と小磯が寒川邸を訪れるが、警察沙汰にはしたくないという寒川の強引さから、2人で調査を開始する。

 実は、草野はスオミの前夫。

 更にスオミを心配し、かつてのスオミの夫たちが集まる。

 そしてスオミの行方捜しとは別にそれぞれがスオミと過ごした頃の話をするが、それぞれが語るスオミは全て別人のよう。 

 果たしてスオミとは何者で、どこへ消えたのか。

 スオミのことを語り合い、彼女のためと言って、張り合う男たちの姿が面白おかしく描かれる。

 その間に、スオミが誘拐されたような痕跡が現れたりする。

 男たちのやり取りとドタバタ具合で笑わせられる展開。

 スオミの失踪に関する顛末は何となく予測できるものであったが、彼女の行方よりも男たちの言動が気になる。

 果たして最後にスオミが帰ってくるのか、それは誰の元なのか。

 スオミ失踪の顛末に、語られるスオミの違い、前夫たち、現夫の言動のおかしさがあり、面白いミステリー・コメディであった。

/5

監督:三谷幸喜

出演:長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、阿南健治、梶原善、宮澤エマ

於:池袋HUMAX CINEMAS


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