CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-066「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」(日本)

2022年03月13日 23時42分11秒 | 日本映画
これ二度揚げかあ
 常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる刑事事件で最後の0.1%まであきらめずに真実を追求し、無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山大翔。斑目法律事務所の刑事事件専門ルームは、室長から所長へと昇格した敏腕弁護士・佐田篤弘のもと、新人弁護士の河野穂乃果も加わり、事件に挑む日々を送っていた。
 ある日、15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。事件には謎の弁護士・南雲とその娘エリが関わっていた。
 村の青年・守の協力を得て、事件を徹底的に調査していく深山たちだったが、思わぬ罠が彼らを待ち受けていた。(「作品資料」より)


 過去二度のシーズンで放映されたドラマを映画化した作品。

 99.9%逆転不可能と言われる事件に関し、深山大翔をはじめとする斑目法律事務所の面々が、0.1%の可能性に隠された真実の追及に挑む姿を描いたリーガル・サスペンス。

 今回は、15年前に天華村で起こった毒物ワイン事件を再調査する。
 村で催されたワイン祭りの最中に、ワインに毒が仕込まれ死者、重傷者が出たという事件。
 どこかで聞いたような事件である。

 しかも犯人とされ、死刑が確定した男は獄中死しており、その娘のエリを、弁護を担当した南雲恭平が引き取って育てているという複雑な環境。

 果たして、15年前に起こった事件には真犯人がいるのか。

 深山は住民を巻き込んで、当時の様子を再現させたり、型破りな方法で調査していく。

 おそらく深山は天才的な洞察力、推理力をもっているんだろうな。
 飄々とした感じで、推理力を発揮する時は、耳を触る癖があり、更にダジャレを連発する。

 ダジャレ自体で笑うことはないが、深山を信奉する新人弁護士、河野穂乃果の林家パー子のような追従笑いの連発に笑わされるな。
 随所に笑いの要素を盛り込んでいるが、いかにもドラマのような雰囲気を湛えている。

 深山たちが、天華村へ行った際、村人たちの反応から何かしらあるのだろうとは推測されるが、最後に明かされた真実は意外なもので、ちょっとやりきれなさを感じるものだった。

 逆転不可能と思われる事件の真実を暴いていくという展開は、王道的なものであったが、興味深い内容の作品だった。

 穂乃果が随所に見せる、お気に入りのコミックの主人公の決め台詞。
 共演の香川照之を意識した感じであったな。

 エンドロールが、正にドラマと同じようなものであったのは、面白かったな。

/5

監督:木村ひさし
出演:松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、マギー、馬場園梓、馬場徹
   映美くらら、池田貴史、岸井ゆきの、西島秀俊、道枝駿佑、蒔田彩珠、榮倉奈々
   木村文乃、青木崇高、高橋克実、石橋蓮司、奥田瑛二、笑福亭鶴瓶、岸部一徳
於:新宿ピカデリー

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