CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-067「ノイズ」(日本)

2022年03月17日 23時47分02秒 | 日本映画
俺たちは島に生かされてるんだ
 時代に取り残され過疎化に苦しむ孤島・猪狩島。島の青年・泉圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちに希望の兆しが見えていた。
 しかし、小御坂睦雄という男の登場によって、島の平和な日常が一変する。小御坂の不審な言動に違和感を覚えた圭太と幼なじみの猟師・田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人は小御坂を追い詰めていくが、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。
 3人はこの殺人を隠すことを決意するが、実は小御坂は元受刑者のサイコキラーであり、小御坂の足取りを追って警察がやってきたことで、静かな島は騒然とする。(「作品資料」より)


 過疎化した島で生産した黒イチジクが高い評価を得、島に地方創生推進特別交付金が支給されることが決定する。
 一躍島民たちの希望の星となる生産者の泉圭太。

 その矢先、圭太は見知らぬ男性を誤って殺してしまう。
 幼馴染の田辺純と島出身の新米警官、守屋真一郎と圭太の3人は、島の復興のためと死体を隠すことにする。

 しかし、その死んだ男が、元受刑者で、島でも殺人を犯していたことが判明し、本土から刑事の畠山をはじめ、多くの警官が島へやって来る。

 元受刑者の捜索を多数の警官が行う中、圭太たちは死体の処理に奮闘する。

 存在は知らなかったが、原作はコミックであるサスペンス。

 圭太たちが死体の処理を考えている間に、事態はどんどん悪化し、更なる死体が増えていく始末。

 警察の捜査もどんどん圭太たちに近づいていく。

 果たして、殺人、死体は隠し通すことが出来るのか。
 圭太たちの運命はどうなるのか。

 先の読めない展開で、面白い話であった。

 圭太は幼馴染みの加奈と結婚し、幼い娘もいて、幸せそう。
 それを見守るように近くにいる純も幼馴染み。

 この存在が、ちょっと一昔前の〝ドリカム状態〟で、気になるところであったが、最後の最後にその真相が明らかになる。

 一つの過失致死が、次から次へと問題の連鎖を起こし、島民たちをも巻き込む事態と発展。
 警察も迫り来る中、思わぬ悲劇、更には裏切りもあり、先行き読めない展開で、興味惹かれるサスペンスであった。

/5

監督:廣木隆一
出演:藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、伊藤歩、渡辺大知、酒向芳
   迫田孝也、鶴田真由、波岡一喜、菜葉菜、寺島進、余貴美子、柄本明、永瀬正敏
於:新宿ピカデリー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-066「99.9 刑事専門... | トップ | 22-068「スパイダーマン ノ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事