CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-104「四月になれば彼女は」(日本)

2024年04月01日 00時06分22秒 | 日本映画

それ本当に知りたい?

 精神科医の藤代俊のもとに、かつての恋人である伊予田春から手紙が届く。「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖から出されたその手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。その後も春は、プラハやアイスランドなど世界各地から手紙を送ってくる。

 その一方で藤代は現在の恋人・坂本弥生との結婚の準備を進めていたが、ある日突然、弥生は姿を消してしまう。

 春はなぜ手紙を送ってきたのか、そして弥生はどこへ消えたのか、ふたつの謎はやがてつながっていく。(「作品資料」より)

 

 結婚を控えた精神科医の藤代俊。

 しかし、婚約者の坂本弥生が失踪してしまう。

 理由も判らず戸惑う俊は、弥生の行方を捜し回る。

 同じ頃、学生時代の恋人、伊予田春から手紙が来る。

 それは、かつて2人で訪れるはずであった地からの手紙で、10年前の恋と彼女の想いが綴られていた。

 物語は、俊が春と出逢ってからの話と、弥生と出逢ってからの話が回想という形で描かれる。

 弥生とのことを思い出す際には、何故弥生が居なくなったのか突き止めようとしながら思い悩む俊の姿が描かれる。

 そして春の思い出が綴られる手紙とその思い出。

 やがて春が手紙を出した理由と弥生の失踪が繋がっていく。

 好きなのに別れることになってしまった春と、愛情が冷めてしまったと感じる弥生。

 春の想いが弥生に影響を及ぼしたということか。

 〝愛を終わらせない方法って、知ってる?〟という弥生の言葉とその答えは、極端だが、考えさせられるものだったな。

 春の溢れ出る想いと弥生の気持ちの対比も興味深かった。

 春の気持ちを弥生が受け継ぐことになるのだろうか。

 4月1日生まれだか、弥生という名前は、学年の問題から付けられたのかな。

 弥生が春になるんだな。

/5

監督:山田智和

出演:佐藤健、長澤まさみ、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊、橋本じゅん、水澤紳吾、瀬奈じゅん、島かおり、高田聖子

於:TOHOシネマズ池袋


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