CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-131「OVER DRIVE オーバードライブ」(日本)

2018年06月09日 12時20分42秒 | 日本映画
何もなくなってもこの手さえあれば何とかなる
 世界最高峰のラリー競技“WRC(世界ラリー選手権)”の登竜門となる国内トップリーグカテゴリーSCRS。そこでは若き才能たちがコンマ1秒を巡って熾烈な極限のバトルを繰り広げていた。
 スピカレーシングファクトリーの天才ドライバー、檜山直純は勝ち気にはやって無謀な走りを繰り返す。一方、兄の檜山篤洋は真面目で仲間からの信頼も厚いチーフメカニック兼エンジニア。そんな2人はレースのたびに衝突を繰り返し、いつしかチーム内にも険悪なムードが漂い始める。
 そこへある日、直純の新たなエージェントとして、ラリー競技はずぶの素人の遠藤ひかるがチームに加わるのだったが。(「allcinema」より)


 国内のラリーシリーズで年間チャンピオンを目指す、天才ドライバーと呼ばれる弟の檜山直純と、チームのメカニックを務める兄の檜山篤洋の奮闘を描いたカー・アクション・ドラマ。

 スピカレーシングファクトりーという同じチームでチャンピオンを目指す篤洋と直純であるが、幼い頃は仲の良かった映像が流れるものの、現在は何かしらお互いわだかまりを持ち、その関係はぎくしゃくしている。

 そんな状態で、レースに参戦しながら、やがて解き明かされる二人の過去と絆が描かれていく。


 公道を全速力で走り、そのタイムを競うラリー。
 WRC(世界ラリー選手権)というのは聞いたことあるが、本作は海外含む国内各地で開催されるシリーズが舞台。

 山道などもあるが、全面封鎖された首都高を疾走する東京大会などもあり、首都高を疾走するラリーカーの様子は気持ちのいいものだったな。

 山道を高速で疾走するラリーカーを、すぐ道端で観戦している様子は、危なすぎるだろうと思ったな。

 そんなラリーカーをドライバーの視点とメカニックの視点から描き、特にメカニックの方がよく描かれ、車好きには嬉しい内容なのかもしれないな。


 ライバル・チームとの年間チャンピオンの熾烈な争いを繰り広げる中、やがて明らかになる篤洋と直純の過去。

 二人のわだかまりになっていたものは、正直もっと深いものがあるのかなと思っていたな。


 最終戦で予想もしていなかった事故が発生。
 それでも奮闘する篤洋と直純の兄弟として、チームとしての絆が強まるという展開。

 レースと年間チャンピオンなど、その後の展開はいやにアッサリしたものであったが、その前の展開、結果がこの話のクライマックス、結論ということだったのかな。

 
 ある意味、あり得ないような設定や展開もあったりするが、激しいレースシーンと兄弟、チームの絆を描いたところは惹き込まれる作品だった。

/5 

監督:羽住英一郎
出演:東出昌大、新田真剣佑、森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤、吉田鋼太郎
於:TOHOシネマズ日比谷

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