CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-067「ブロークン・ダークネス」(南アフリカ)

2018年03月11日 00時29分25秒 | 南アフリカ映画
美しく見えても、危険が潜んでいる
 世界中に大規模な隕石が降り注ぎ、地球は壊滅状態に。人類は地下で生活するようになる。
 8年後、息子の死によって人生に絶望しきった男サムは、親友トロイ、若い女性ローズとともに、人間らしく生きていた時代への希望を取り戻そうと、地上に戻るための過酷なサバイバルに出る。
 3人は可能な限りの武装をしていたが、ウイルス性隕石が原因で突然変異したミュータント集団、盗賊、人食い人種たちの襲撃を受け、追いつめられる。それでも一握りの希望を胸に地上に出た彼らを待ち受けていた過酷な運命とは?  
 最後の人類の希望が彼らに託される。(「KINENOTE」より)


 流星群が降り注ぎ、壊滅状態となった地球。
 地下へと逃げ込み、生き残った人類はそこで生活をするようになる。

 8年後、修理工として働いていたサム、トロイ、そしてローズの3人は、管理者の指示によって修理に向かった先で武装した男たちと合流する。

 そこでサムたちは、思いもよらなかった恐怖に直面する。


 流星群に付着したウイルスによって変異したミュータントが人間を襲い、食す。

 サムたちは、そんなミュータントから逃れるため8年ぶりに地上へと出る。

 そんなサムたちが、再び地下へ戻るため、危険が潜む地上を行く、サバイバル・スリラー。

 
 最初ミュータントが現れ、人間を襲った時、ゾンビかと思った。
 
 サムは8年前に地下へ逃げ込もうとした時、息子を亡くす。
 その息子の遺体をどうしたのか判らず、もしかするとゾンビとしてサムの目の前に現れるのでは、と思ってしまったな。

 さすがにそれはなく、地上へと逃げることになったサムたちが、襲い来るミュータントから逃れ、更に盗賊に襲われながらサバイバルを繰り広げる姿が描かれる。

 緊迫感というよりも、8年ぶりに地上に上がったサムとローズの心を映し出すような話。
 それは人類の思いをも代弁しているのかな。

 息子を失ったことによる喪失感が大きかったサムが、心情を吐露し、やがて最後の戦いによって辿る運命。

 サバイバル・スリラーとしての緊迫感は弱めだったが、後半は一種のロード・ムービーのような雰囲気にもなり、サムたちの運命が気になる展開だった。

/5

監督:クリストファー=リー・ドス・サントス
出演:ショーン・キャメロン・マイケル、ブランドン・オーレ、スラヤ・ローズ・サントス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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