CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-035「ブラックシープ」(ニュージーランド)

2020年01月26日 00時15分17秒 | ニュージーランド映画
風水的に最悪な部屋よ
 子供時代を実家の長閑な牧場で過ごしていたヘンリー・オールドフィールド。ところが、とある事件や親の死が重なり、羊恐怖症に陥ってしまったヘンリーは牧場を離れていた。
 15年後、兄のアンガスから呼び出されたヘンリーは、久しぶりに帰郷。だが、牧場では羊を使って秘密の遺伝子研究が行われていた。
 そんなある日、その秘密を暴き出すため環境活動家のグラントは1頭の狂暴化した子羊を盗み出すが、子羊に噛まれたグラントもまた狂暴化してしまう。(「KINENOTE」より)


 謎の遺伝子研究の結果で、凶暴化した羊たちが人々に襲い来る様を描いた作品。

 羊牧場で幼い頃を過ごしていたが、ある事件と父親の事故死などが重なり羊恐怖症となったヘンリー。
 そんなヘンリーが15年ぶりに生まれ故郷に戻るが、兄のアンガスが怪しい遺伝子研究を行っていることを知る。

 そして、その研究によって変異した羊たちが人間に襲い掛かってくる。

 羊の襲撃シーンは、内臓を食い散らしたり、腕を噛み千切ったりと、スプラッタな様相を見せている。

 しかし、そんな羊たちが襲い来るシーンも含め、主人公のヘンリーと偶然出逢った環境活動家のエクスペリエンスという女性とのやり取りなど、コミカルな雰囲気も醸し出している。

 アンガスの牧場に訪れていた日本人が、羊に襲われ、日本語で〝食べられる~〟と叫んでいたシーンは何故か笑えたな。

 コミカル風味のホラーだろうなとは思っていたが、随所にクスリとはさせられるが、爆笑を誘うまでではなかったな。

 タイトルどおり、ブラックな笑いも多かったかな。

 壮大な平原を何万頭もの羊が疾走するシーンは壮観。
 そして特殊効果によると思われる、凶暴化した羊の様子も興味深かったな。

 凶暴化した羊に咬まれると、その人間も凶暴化し、その姿は羊の怪物のように変貌する。

 そんな中、ヘンリーやエクスペリエンスたちは凶暴化した羊、羊人間から逃れることが出来るのか。

 コミカルな要素を随所に入れながら、スプラッタな様相を呈すコミカル・ホラー。

 客席も満席になっていたが、そこまでの作品だったかなとは思ってしまうB級ホラーだったかな。

/5

監督:ジョナサン・キング
出演:ネイサン・マイスター、ダニエル・メイソン
   ピーター・フィーニー、タミー・デイヴィス
   オリヴァー・ドライヴァー、グレニス・レヴェスタム、タンディ・ライト
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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