CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-165「一級機密」(韓国)

2018年08月05日 21時54分59秒 | 韓国映画
軍人として国と国民を護る
 国防部へ異動となり、軍需本部の航空部品購買課の課長に就任し、エリートコースを歩み始めたパク。ところがアメリカのエアスター社を巡る購入履歴に不審を抱く。
 その矢先、同社の部品の欠陥を指摘していたカン操縦士が任務中に墜落事故を起こしてしまう。
 しかし事故原因は究明されることなくパイロットの過失で処理され、納得いかないパクは記者のジョンスクに接触し、独自に疑惑の解明に乗り出すのだったが。(「allcinema」より)


 一人の軍関係者と思しき男が、一人の記者に話を始める。

 それは、軍需本部での航空部品の購入に関する不正。

 それを告発するのは、国防部へと異動となり、エリートコースを歩み始めたかと思われたパク。

 最初は喜びに満ちていたパクであるが、やがて購入履歴を調べていくうちにエアスター社という会社からの独占的な取引を見つける。

 こうして、パクは取引に関し、上層部に報告するが、逆に握りつぶされてしまい、軍での居場所がなくなってしまう。
 更に家族までもが非難の対象となり、危険な立場に追いやられてしまう。

 パクの闘いは、大きな権力との対決でもあり、たった一人の力ではどうしようもないことが明らかになっていく。

 彼の告発を聞いた記者のジョンスクもこの問題を取り上げ、世間に公表しようとするが、こちらも軍部の圧力によって潰されてしまう。

 二進も三進も行かなくなったパク。

 果たして、このまま軍部の圧力に屈してしまうのか。

 パクが自ら集めた資料なども握りつぶされてしまい、どのような手段で窮地を乗り切り、軍の不正を明るみにするのか。


 エアスター社の代表らしき女性が、社内で語ったこととその相手から、もしかするとパクに一縷の望みを与える人物がいるのではないかなと思ったが、正にその通りだったな。

 一人、巨大な権力に立ち向かい、潰されそうになる男に、思いもかけぬところから手を差し伸べる者がいてこそ、こういう闘いの結末が左右されるんだな。

 実際にあった汚職事件をベースに作られた作品らしく、いまだにこの事件に関しては進行中であるということらしい。

 巨大な権力に立ち向かう男の話として、緊張感もあり、興味惹かれる作品だった。

/5

監督:ホン・ギソン
出演:キム・サンギョン、キム・オクビン、チェ・ムソン、チョン・イル
    チェ・グィファ、シン・スンファン、ユソン、キム・ジュンギ
於:シネマート新宿

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