CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-138「うちの執事が言うことには」(日本)

2019年06月03日 00時11分29秒 | 日本映画
未熟で世間知らずで、当主としての自覚が足りない
 父の突然の引退宣言で名門・烏丸家の27代当主となった花穎。あわてて留学先から戻ってみると、そこに待っていたのは、幼い頃からよく知る老執事・鳳ではなく、仏頂面の新執事・衣更月蒼馬だった。不本意ながらも衣更月を執事として受け入れる花穎。
 そんな矢先、彼は招待されたパーティの席で思いも寄らぬ事件に巻き込まれてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 イギリス留学から戻った花穎は、いきなり名門、烏丸家の第27代当主にされてしまっている。

 父親と古くから務める執事の鳳は、二人して海外へと行ってしまう。

 戸惑う花穎の新たな執事に任命されたのは、衣更月蒼馬。

 当主になったことだけでも戸惑いを感じる花穎は、この新しい執事、衣更月に対しても戸惑いを感じる。

 当初はぎくしゃくしていた二人だが、そんな烏丸家の周囲で次々と不可解な事件が起こると、花穎は衣更月に対し、不信感を募らせることになる。


 当主と執事の物語、更に宣伝にはミステリーともあったので、イメージ的には「映画 謎解きはディナーのあとで」を想像したが、そこまで事件、ミステリーに特化した話でもなかったな。

 突然、名門家の当主となってしまった青年と、新しく執事になった青年との絆構築の物語になっている。

 花穎は当主とはなったが、日頃は屋敷の中で過ごしており、何をやっているのだろうと思う。

 ようやく名家の誕生パーティに招待され、そこに出席したところで、事件に巻き込まれる。

 生まれながらに持ち合わせている特殊な色彩能力で、自らにかかった嫌疑を晴らす花穎。

 ここはミステリーらしい感じであったな。

 その後、そのパーティで知り合った、大学生で企業家の赤目刻弥と親しくなる花穎であるが、時を同じくして、烏丸家に関わる者たちに不信な出来事が起こるようになる。

 果たして、何者かが烏丸家を陥れようとしているのか、その目的は何か。

 
 ちょっとしたミステリーをまぶしながら、新たに主従関係を結ぶこととなった二人の青年の成長物語。

 ミステリー部分は、ミステリーとも言えぬような感じではあったが、花穎と衣更月がしっかりと信頼関係を築いていく展開はドラマとして興味深い作品であった。

 それにしても、花穎、泣き過ぎだな。

/5

監督:久万真路
出演:永瀬廉、清原翔、神宮寺勇太、優希美青、神尾楓珠、前原滉
   田辺桃子、矢柴俊博、村上淳、原日出子、嶋田久作、吹越満、奥田瑛二
於:新宿バルト9

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 19-137「黒い乙女Q」(日本) | トップ | 19-139「レプリカズ」(アメ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事