CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-185「とっととくたばれ」(ロシア)

2020年11月10日 00時29分05秒 | ロシア映画
彼は勝者を知ることなく死ぬだろう
 筋金入りの悪徳刑事アンドレイのアパートメントに、恋人の父親を殺そうと決意した若者、そして父親への復讐心を秘めた娘が現れる。それぞれの殺意が室内で激突するが、屈強なアンドレイはそう簡単には殺られない。
 血しぶき舞い散るバイオレンスバトルの決着は。(「kinenote」より)


 一人の青年、マトヴェイがあるアパートの部屋をハンマーを持って訪れる。

 その部屋の主人で、恋人、オーリャの父親、アンドレイを殺すために訪れたのだが、アンドレイは屈強な刑事。

 ガチンコの肉弾戦を繰り広げることになる。

 マトヴェイとアンドレイの肉弾戦で終始するのかと思ったが、さすがにそれだけでは持たせられないのだろうな。
 いったん決着が付きそうな展開になる。

 何故、マトヴェイがアンドレイを殺そうとしたのか、その理由はオーリャに関わったものだと判明するのだが、徐々にその行動が思わぬ展開を導いていく。

 なかなか二人の対決は激しいもので、血飛沫満載の展開となっていく。

 二人の対決のみならず、そこにオーリャの思惑、そしてアンドレイの相棒の刑事も絡んできて、やがて今回の騒動の本当の要因が明らかになっていくという展開。

 過去シーン以外は、全てアンドレイの部屋で展開する話。
 そんな部屋の中で激しいバイオレンスが繰り広げられ、マトヴェイとアンドレイの肉弾戦以外でも、血飛沫満載のシーンは留まらなかったな。

 マトヴェイはアンドレイに拷問を受けたり、息の根を止められようとされるが、なかなかしぶとく生き残る。

 果たして、身内で繰り広げられる激しい暴力の展開はどのような結末となるのか。

 血飛沫満載のバイオレンスではあるが、時折、コミカルな雰囲気も漂い、面白い作品だった。

/5

監督:キリル・ソコロフ
出演:ヴィタリー・カエフ、アレクサンドル・クズネツォフ
   エフゲーニヤ・クレッグツェ、ミハイル・グレヴォイ、エレーナ・シェフチェンコ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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