CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-140「ブラック・デーモン 絶体絶命」(アメリカ)

2023年06月12日 00時13分15秒 | アメリカ映画
悪魔をめざめさせた
 海底油田の視察とバカンスを兼ね、家族とメキシコを訪れたポール。
 しかし、町はかつての活気を失い、存在感を放っているのは、悪魔から守ってくれると言われるアステカの彫刻だけという状態だった。油田にも人気はなく、見知らぬ男が怯えた顔で海を見つめている。
 そんな時、突然、油田が巨大な揺れに襲われ、アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ「ブラック・デーモン」が出現する。ボートが損壊し、通信手段もないという状況下で、崩壊寸前の油田に取り残されたポールと彼の家族。
 さらに、油田の下には何者かが仕掛けた大型爆弾が見つかり、爆発までのタイムリミットは残り59分となっていた。(「作品資料」より)


 バカンスを兼ねて海底油田の視察にやって来たポール。

 しかし、油田リグに来てみると、原油は海中に漏れ、そこにいるのは二人の人間だけ。

 事情を尋ねるポールに、二人はアステカの神、トラロックの呪いだと言うだけ。

 陸地で待っていた妻と子供たちは地元民に絡まれ、リグに逃げ込んでくるが、そのリグを巨大なサメが襲い来る。

 石油リグでは通信手段も無く、脱出の手段も見つからない。

 迫り来るのは、体長15メートルの巨大ザメ。

 アステカに伝わる伝説の〝ブラック・デーモン〟と呼ばれたり、太古の巨大ザメ、メガロドンの生き残りだと言われたりする。

 いずれにしても巨大ザメが襲撃してくる中、更に海中に時限爆弾が仕掛けられていることが発覚する。

 八方塞がりの状況の中、果たしてポールたちは巨大ザメの襲撃を逃れ、爆破する前に脱出することが出来るのか。

 どんどんサメが襲ってくるというわけではなく、その数は少なかったような気はするが、やっぱり子供が海に落ちて、そこへサメがやって来るなど、襲ってくるシーンはさすがに緊張感が高まる。

 リグの上で撃退と脱出のため知恵を振り絞るポールたち。

 15歳の娘も知恵を出す。

 そんな中で、リグに関する重要な秘密が明らかになり、何故爆弾が仕掛けられているのかも判る。

 クライマックスは、爆破間近の脱出とサメとの対決が描かれる。

 最近では何となく珍しいかなと思う結末であったな。

 孤立してしまったリグからの脱出を描くサバイバル・ホラーで、サメの襲撃に関しては、ちょっと物足りなかったかなと思うが、緊張感は高まる話ではあったな。

/5

監督:エイドリアン・グランバーグ
出演:ジョシュ・ルーカス、フェルナンダ・ウレホラ、フリオ・セサール・セディージョ、ビーナス・アリエル
   カルロス・ソロスサーノ、ホルヘ・A・ヒメネス、ラウル・メンデス、エクトル・ヒメネス、エドガー・フロレス
於:池袋シネマ・ロサ

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