CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-141「テリファー 終わらない惨劇」(アメリカ)

2023年06月13日 01時31分51秒 | アメリカ映画
とことん最悪な夜だわ
 マイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。絶命したかにみえた連続殺人鬼のアート・ザ・クラウンが死体安置所で息を吹き返し、ふたたび街に現れた。
 残虐性と冷酷さを増したクラウンは、父親を亡くしたシエナとジョナサンの姉弟を標的にし、ハロウィンでにぎわう街で一人また一人と犠牲者を生み出していく。(「作品資料」より)


 ピエロに扮した連続殺人鬼、アート・ザ・クラウンの凶行を描いた「テリファー」の続編。

 前回のラストに死んだかと思ったアート・ザ・クラウンであったが、遺体安置所で復活。

 そして惨劇から一年経ったハロウィンに再びアート・ザ・クラウンによる惨劇が繰り広げられる。

 今回は、アート・ザ・クラウンに加え、ピエロの格好をした小さな女の子も現れ、凶行に及ぶアート・ザ・クラウンと行動を共にする。

 次々と犠牲者を生み出していくアート・ザ・クラウン。

 その凄惨な殺人シーンは、人体破壊に尽きる凶行で、これでもかと言うほど、体を破壊する行為に及んでいる。

 そんなアート・ザ・クラウンは、シエナとジョナサンの姉弟を執拗に狙う。

 この姉弟の父親は最近亡くなったようで、どうもその死にはいわくがありそうな感じで、それ故シエナとジョナサンが狙われるのかなと思ってしまう。

 そして、一年前の事件で生き残ったものの、その容貌を変えられてしまったビクトリアも登場するので、もっと話に絡んでくるのかなと思ったが、全く無かったな。

 ピエロの紛争をし、パントマイムで迫ってくるアート・ザ・クラウンは、凶暴さもあるが、見た目に滑稽な様子も垣間見せる。

 そこからの凶行ということで、凄惨さが高まる感じである。

 アート・ザ・クラウンの存在から、最後に対峙することになるシエナの運命まで、ファンタジックな要素も満載で、現実離れしていく展開であった。

 クライマックスからラストの展開は、定石通りという感じであったが、ようやく最後にビクトリアが絡んでくるんだな。

 完全に続編ありきである。

 アート・ザ・クラウンの凄惨な凶行の様子はさすがに気持ちのいいものではないが、シエナとジョナサンの運命がどうなるのか、そしてアート・ザ・クラウンの凶行と行き着く先も気になり、興味深いスプラッタ・ホラーであった。

/5

監督:ダミアン・レオーネ
出演:ジェナ・カネル、ローレン・ラベラ、デイビット・ハワード・ソーントン、キャサリン・コーコラン、グリフィン・サントピエトロ
於:池袋HUMAX CINEMAS

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