24-091「映画 マイホームヒーロー」（日本）

明日の月は綺麗でしょうね

　愛娘・零花に危害を加えようとした彼氏を殺害し、彼が所属していた半グレ犯罪組織と命がけのだまし合いを繰り広げたサラリーマン・鳥栖哲雄。

　7年後、哲雄が山中に埋めた死体が土砂崩れによって発見され、警察官となった零花は哲雄に疑いの目を向け始める。一方、死体とともに消えた10億円の行方を追う犯罪組織のボス・志野寛治は、再び哲雄に狙いを定める。

　さらに、かつて哲雄の罠にはまって全ての罪を着せられた間島恭一も姿を現す。（「作品資料」より）

 

　人気コミックをＴＶドラマ化した作品の映画版。

　ドラマの続きであり、完結編となる。

　ドラマは未見で、話の内容は知らなかったが、本作の始めにあらすじをさらりと紹介する形になっているので、問題無し。

　７年前に娘の零花を護るため、彼女の彼氏を殺し、半グレからも狙われることになった鳥栖哲雄。

　哲雄の奮闘により、生活は落ち着いたが、土砂崩れにより哲雄が埋めた死体が発見されたことから、再び哲雄は狙われることになる。

　事件を捜査する警察と、死体と共に消えた１０億円を探す犯罪組織が哲雄を追うようになる。

　しかも零花は正義感溢れる警察官となっており、徐々に真相に近づいていく。

　果たして、哲雄は逃げ切れることが出来るのか。

　普通のお父さんが殺人を犯し、そのため犯罪組織と対決することになるというクライム・サスペンス。

　話の展開は興味深く、面白かった。

　加えて家族愛を表す内容である。

　果たして零花は全てを知り、哲雄に対しどのような態度を取るのかも気になるところだったな。

　ミステリー小説好きということで、頭を使って組織と対抗する哲雄。

　確かにヒーローっぽい感じがある。

　面白い１本だった。

/５

監督：青山貴洋

出演：佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平、宮瀬琉弥、板倉俊之、大東俊介、淵上泰史、西垣匠、金子隼也、立川談春、神野三鈴、音尾琢真、津田健次郎、木村多江

於：ＴＯＨＯシネマズ池袋