CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-021「Black Site」(アメリカ)

2021年01月31日 22時52分28秒 | アメリカ映画
人間の傲慢の臭い、宇宙が流すワキ汗のようだ
 人類が誕生する前、世界には旧神がいた。人類は魔術によって旧神たちを異次元へと追いやったが、旧神たちは人間界へ戻る手段を発見する。
 1926年、旧神を捕獲して異次元に送還するための国際機関アルテミスが創設される。
 幼い頃、旧神エレバスに両親を殺されたレン・リードは、エレバスを捕らえるためアルテミスの秘密基地ブラック・サイトにいた。やがてエレバスは捕らえられ異次元へ送還されようとしていたが、謎の組織がエレバスを奪うためブラック・サイトに侵入。
 壮絶な死闘が繰り広げられる中、レンと送還担当者サム・レビーはエレバスの送還を急ぐ。(「作品資料」より)


 アメリカのブラック・サイトという秘密基地で繰り広げられる戦いを描いたSFアクション。


 人類以前に存在していた旧神を異次元に追いやった人間たちであるが、旧神は人間界へ戻る手段を発見する。

 そんな旧神を捕らえて、異次元へ送還する組織がアルテミスで、秘密基地がブラック・サイト。

 そこにレベル10の旧神、エレバスが護送され、送還されようとしていたが、そんなエレバスを奉る人間たちがブラック・サイトに侵入する。

 残った隊員たちは侵入者たちと壮絶なバトルを繰り広げながら、エレバスを送還しようとする。

 ブラック・サイトには、10年前、エレバスに両親を殺されたレン・リードも勤めているのだが、エレバスが近づいてくるにつれ、様子がおかしくなる。

 何度も幻覚のようなものを目にしたり、急に意識が飛んだりする。

 エレバスは人間の体に閉じ込められており、拷問を受けるのだが、口は達者で、レン・リードのことも口にし、特別な関係にあるようなことを仄めかしたりする。

 侵入者たちは、エレバスの送還を阻止しようとし、奪還しようとする。

 そんな中、送還者であるサムを連れ、侵入者たちと戦いながら、送還装置へと向かうレンであるが、果たして彼女がエレバスの元に辿り着いた時、いったい何が起こるのか、気になるところである。

 人間の愚かさなどを何度も口にし、挑発してくるエレバスであるが、最後にその望みを聞くと、ちょっと拍子抜け。

 そして、顔を合わせると何が起こるのかと思っていたレンとエレバスであるが、その顛末も少々呆気ないものだったかな。

 閉じ込められたような形になった基地での敵との戦いなど、緊迫感を高める設定もあり、ガチンコのアクションも面白かったが、結末にはやや物足りなさを感じる作品であった。

 エンドロールで、使用した楽曲を秒刻みで全て載せているのは、面白かったな。

/5

監督:トム・ペイトン
出演:サマンサ・シュニッツラー、ソフィア・デル・ピッツォ、アンジェラ・ディクソン
   ベントレー・カルー、ジェシカ・ジェーン・クレメント、クリス・ジョンソン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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