CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-198「朽ちないサクラ」(日本)

2024年07月06日 15時43分19秒 | 日本映画
近づいているんですかねぇ、真実に

 たび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事で明らかになる。

 県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は一週間後に変死体で発見される。

 後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが。(「作品資料」より)


 親友からの濡れ衣を晴そうとしていた記者が変死体で発見される。

 彼女を疑った警察広報課に勤める森口泉は、後悔の念から自ら捜査することに。

 警察の広報課に勤めているとはいえ、警察官ではないので、素人探偵のようなもの。

 そんな彼女が、知り合いの刑事、職場の上司、そして担当刑事の協力をあおぎながら、独自に調べ上げ、事実に近づこうとする。

 きっかけとなったストーカー殺人から警察の不祥事の真相を調べていくうちに、徐々に大きな闇に近づいていく展開。

 泉は推理と行動力をもって、真相に近づいていき、なかなか興味深い展開であった。

 通常に事件の真相、真犯人を見つけ出す話なのかなと思ったが、クライマックス、泉はある発見をし、そこから更に緊張感が高まっていく。

 緊迫する対決というものがあるが、真相は果たしてという結末だったな。

 逆に余韻があり、心に残ったな。

 続編が作られそうで、是非泉の先の姿を見たいなと思う作品だった。

/5

監督:原廣利

出演:杉咲花、萩原利久、森田憩、坂東巳之助、駿河太郎、遠藤雄弥、和田聰宏、藤田朋子、豊原功補、安田顕

於:TOHOシネマズ池袋

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