今日子どもが帰ってきて、「お母さん、今日授業中先生が泣いてたよ。国語の本読んでる途中に。マジ泣きだよ」と言いました。
子どもの宿題で「読み声」というのがあります。国語の教科書をを家族に読んで聞かせるってのなんですが、私はたまにしか「読み声」を聞くことがない適当な親です。でも今日は時間もあったし、どんな内容の話かとても興味があったので聞いてみました。
あまんきみこさんの「ちいちゃんのかげおくり」という作品でした。
戦時中の話でした。父親の出征の前に、ちいちゃんとその家族で「かげおくり」という遊びをします。晴れた明るい日に自分のかげをじっとみて、その後空をみるて自分のかげが空に映ったように浮かんでみえるそうです。残像でしょうか?それが「かげおくり」という遊びだそうです。そのほのぼのした家族のシーンから始まり、空襲へと話は続きます・・・。全部を書くと読む楽しみがないと思いますので書きませんが←誰も読まないって?
途中もう泣かずにはいられません。うるうるるる・・・(T_T)というか初めから泣ける・・・
子どもが不思議そうに、「これは嘘のお話なんだよ。クラスのみんなが先生に言ってたよ」というのですけど。この話は確かに「お話」だけど昔はこんなことがたくさんあったのでしょうね。それにもう「戻らない」いろいろなものの話って悲しいです。
子どものクラスの、先生が泣いて子どもが慰めるという風景は、『ずーっと幸せが続くんだ。これはお話なんだ』と無邪気に信じている子ども達と、『大切なものでも無くなる時もある』と、知っている先生の図でもあるんだろうなあ。そんなことをつらつら考えてしまいました。
でも、もうこの話の読み声は聞きたくない!!!!正直怖いよ(-_-;)いやいやいや・・・いい話なんですけどね。←フォロー
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ところで、最近の教科書は凝ってて、かなり楽しい話もあります~「コブラとマングース」とか。
勉強なので私が楽しんでも仕方ありませんけどね~(汗)