ペット化した大和民族たち

申し訳ないけれど

今の若者は、ペットの育て方は知っていても、人の育て方は一切わからない

いや、若者だけではなく、団塊の世代ですらわかっていない

核家族化した世界で育った人間には多くの感情が渦巻く人の交錯にはなかなか理解できないのではなかろうか

当然全ての人がそうではないけれど、それを取り巻く環境そのものが個人主義的になっている様に見える

嘗ては、おじいちゃんやおばあちゃんたちがいて、多くの家族のつながりがあってこそ、人と人とのコミュニケーションが成り立つと思う

しかし現代社会においては　多くの人が、ただ自分の孤立した世界の中で充分だと認識している

籠の中の鳥、あるいは家の中のペット

一人だけでの生活の仕方しか教えられていない

だから、子供・親・自分の多くのコミニケーションがあって、家族と言う集団を構成して、喜怒哀楽を過ごしていくことが、人として、どれほど重要なことかわからないのではなかろうか

高価で孤独なマンションに一世帯だけで住み着いて狭い世界だけで生きる

広い視野は不要

しかしながら知識としてだけは知ってる

知ってるだけで良い

自分とは無関係のところでの出来事としてしか見ない

関係あるのは狭い世界のことだけ

自分達だけが生きている事しか理解しない、できない

昔は存在した筈の「世間」という世界が消えている

「世間」＝「人間」

人と人とが摩擦をしあって人と人との間に生きるから「人間」

それはまさしく「世間」と言えないのか

煩わしいのが「世間」

煩わしくなければ良い

物理の世界

パソコンの中の数字の羅列

人の気持ちを数値化して機械化して、まるで機械人間

ペッパーくんになってる

今や「AI」の方が人間らしく生きようとしてる

未来が不安定で予測できないのが生き物の生き物たる証拠

そこが認識できない

そこを認めたくない

確定した行動を求める

決まった行動しかない正確そのものの生き物

果たして生き物とは？

数字は最も正確なモノとして認識されてる

コンピューターの中の数値は孤独だろう

それを楽しむ

狭い家の中で数字の様な世界を堪能するペット達

誰に飼われてるのかしら

そこに正確さを求めるならばペッパー君？アイボ君？

今や人は、ピクミンやらポケモンやらと同じか

ならば、これからの人間は機械そのものでいい

それが成り立たないのは不良品

排除されて然るべき、と

そう思う

日本はそういう生活の仕方を基準とした世界に変化してしまった

だから、孤独のままで良いと思っている

自分の未来を引き継いでいってもらおうという考えすらなくなってきつつある

世界で一番先に高齢化された世界を最先端で作り上げてきた日本に生まれて本当に幸せなのか

ただ、見せかけだけの平和を食っているだけなのではないだろうか

それが本当の正解なのかどうかは未来に行ってみないとわからないけれど、人の世界を「哺乳類と言う動物が為し得る世界の1つ」に過ぎないのであれば、他の事は覚悟を決めて突き進んでいかねばならないのかもしれない

見せかけの平和で、自ら自分の命を捨て去る若者（自殺者）が毎年10,000人から30,000人いるらしい

本当にそれが平和な世界だと言えるだろうか

もう少し深いところから、真実を見極めなければならないのではないだろうか