僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.410【 詩 画 】

2015-08-07 11:49:50 | 

  詩 画

       にのみや あきら


額縁に入った一つの心が
崇高で戯けた一つの心が
詩画の中にあった
詩画は部屋を美しく飾り
生きる心の糧となった
繰り返し繰り返し
詩画は多くの人に鑑賞され
繰り返し繰り返し
詩画は多くの人に親しまれた
ある日
持ち主が詩画の気持ちを裏切った
その日を境に
詩画は色彩を失い
心の威力を失った
詩画は詩画でなくなり
額縁に入ったただの物質になった

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僕の詩集No.409【 もどらない眼 】

2015-08-07 03:48:49 | 
   もどらない眼

        にのみや あきら

人が
街が
霞んで見える
眼鏡を外して歩いているからか
肉眼で
人を
街を
鮮明に見ることは
もう
できない
もし
できたとしても
それは
奇蹟か
世間に
異変が起きた時

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