「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

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2013年7月21日(日) 第八清福丸の進水式  女川町竹浦

2013-07-21 16:14:09 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり時々晴れ間

海況:北東の風弱く 凪

気温:20℃  水温: 水面16.8℃  水底 15.6℃

透明度:水面近く 1m以下  水深5m以深 5~6m

 今日は、女川町竹浦で日頃お世話になっている漁師さんの船が完成し、お祝いを兼てファンダイビングをしてきました。船は、三重県の造船所で建造された第八清福丸4,9トンで、先週15日に竹浦まで回航して今日進水式が行われました。式には、地元住民や漁業関係者など約100名の人々が集まって恒例の餅まき大会が行われ大歓声の中、紅白のお餅を両手一杯に拾って皆さん笑顔で新造船の竣工を祝福してくれました。また一歩竹浦の復興が進んだ一日でした。

 第八清福丸は、養殖業や遊漁船として今後活躍しますが、竣工記念として8月中に金華山沖のマンボウツアーを開催する予定です。最大速力22ktで最新鋭のソナーを装備し、マンボウなどの探索には欠かせない装備が充実しています。また、洋式のトイレも完備した最新鋭の漁船です。

  竹浦港内を航行披露する第八清福丸

  大歓声の中での恒例の餅まき大会 

 さて、今日の竹浦の海は、前日までの大雨の影響で水面の透明度は泥水状態だが、水深5m以深では、5~6mは見通せる。水温も16℃まで上昇し、1時間潜っていても寒さを感じない水温になってきた。今日観察できた生物は、クチバシカジカの成魚が4個体とオコゼカジカ、フサギンポ、ダンゴウオの稚魚や幼魚などと共に、久しぶりにブルー系のシロホクヨウウミウシを観察した。しかし、先週発見したクチバシカジカの幼魚は、どこへ行ったのか見つけることができなかった。

     クチバシカジカの成魚

    オコゼカジカ

 シロホクヨウウミウシ(ブルー系)

 スナビクニン(オレンジ系)