海辺の町から

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幸せにね

2024-05-19 21:08:48 | 日記

  街への道すがらイノシシに出会す。


  絶好の旅日和 遠くには石鎚連峰が。


  構想から40年の月日が流れその間には阪神大震災を経て関西へと通じる明石大橋が繋がった。


  迎えてくれた花


高速バスは山あいを縫って走る 長いトンネルを越えて。
地方と都市を車が結ぶ幹線道路 物流が移動して人も移動して。
その日パラリンピック世界陸上が開催された街は人の賑わいがあった。

スムーズに流れていた高速道路の先にはパトカーが1台 追い越す車も無く渋滞が出来た。
パトカーの前に車が1台 パトカーの後ろに延々と続くバスにトラック
パトカーによって作られた渋滞 脇道にそれた途端堰を切ったように一気に流れ出した。
何度となく通った明石大橋 「プロジェクトX」を観て以来思い入れも強くなってバスの最前列で眺めていた。

前もって衣類を宅配で送るつもりだったが時間が間に合わなくなってしまった。
最小限に抑えた積もりの荷物だが日に日に膨れ バスに乗り込めば何とかなるだろうとの思いから
乗り継ぎ無しの歩かずにすむ高速バスを選択 横断歩道を信号の変らないうちに夫の足で渡りきるだろうかと心配は尽きない。

バス停まで迎えに来てくれた息子が荷物を一手に引き受けてくれ
空身に近い状態で近くのホテルにチェックイン ご両親との顔合わせもホテルのレストランでと
抜かりない段取りに感心したり優しく育った息子達に胸が熱くなったりと。
見ず知らずの方に夫の足の心配をして貰いながら 其れに甘えてはいけないと何処までも釘を刺している。

1泊2日の珍道中 日も暮れかかる頃息子家族から夕食の誘いを受け孫達との会食
新しい家族が加わって新たな広がりを楽しみながら一寸だけ長く生きてみたいと思っている。




「ありがとう」

2024-05-15 09:52:20 | 日記

  定期船当番日 船がドック入りのため1時間遅れでやって来ました。


  こんな可愛い花が


  ハマボウフウ 新芽の天ぷらはほろ苦く美味です。


  母の日に香りのプレゼントを 疲れを癒やして下さいとありました。


母の日は過ぎた。
定期船の来るまで浜を歩きながら浜辺に咲く植物を撮りながら母を想っていた。
実母にカーネーションの花1本も贈ること無く その母が逝って秋が来れば早いモノで23年を迎える。
自分たちのために使いなさいと何時も言っていた。其れでも義母には欠かすことなくプレゼントをしていた。

今にして思えば母の日にありがとうの気持ちを伝えてあげたかったと反省している。
92まで父の厚生年金と恩給で一人で暮らすには不自由なかったが
困った人がいれば黙って居られない母だった。

TVで流れていた「母に贈る歌」を聴きながら涙をこぼしている。
6人の子供を育て 84の兄を筆頭に誰も欠けること無く皆元気でいる。
心に蓋をしたまま逝ってしまった母の最期が理解できずにいる。

今母として母の日に「ありがとう」と言って貰える立場になって改めて
「ありがとう」の言葉を母に言いたかった。
遅いけど今一杯言うね「ありがとう」って。

ヤレヤレ

2024-05-12 00:19:22 | 日記

  ヒジキ解禁日の翌日は大時化で沈殿


  5月7日息子と二人で出掛けたが風が強く「帰ろうよ」を連発


  海辺の町が見えてホッとした。


日射しも南風に追いやられ午後から曇ってきた。
昨日まで収穫したヒジキの乾燥にてんてこ舞いしながらPCの前に座ることなく
ここ数日開くことなくジッと我慢していた。一度開くと際限なくなりそうなのを知っている。

知的労働と違って肉体労働は心身共に疲れ一段落ついた今
ごろりとなって灰色の空を眺めている。
頂き物の烏龍茶の茶葉を湯呑みに入れてユックリ茶葉のほどけていく様を見ながら。
外は風も波も強まってきて丁度良いときに片付けまで出来たと安堵しながら
此れからは暇に任せた袋つめの作業が待っている。

日焼けした顔を嘆いていたら嫁が息子に母の日のプレゼントに顔の美白エステか
美容院のチケットはどうかと話していたらしい。気持ちは嬉しいが其処までの顔では無い。
一週間後には長男のところに行かねばならない。
叶わぬと知りつつも鏡と睨めっこする日が多くなりそうだ。女心とは...

山から風が吹き下りる音が凄まじい唸りを上げてサッシを揺らす。
さっきまで鳴いていた鳥の声が聞こえなくなった 明日は大雨の予報が出ている。

ヒジキ解禁日

2024-05-06 19:53:17 | 日記

  解禁日翌日は大雨になりました波も高く今日はお休みです。


  ヒジキを配り終え皆でBBQ。


5月4日
息子家族がヒジキ解禁を明日に午後からやって来た。
忙しい始まりが待っている。

5月5日
8時からの口開け 風が強く波もある。
干潮はお昼前 どう考えても長靴では採れそうもない。
孫や私達には危ないので諦め息子一人が船に乗り込んだ。

今年も海藻の育ちが悪く少ないらしい。 
折角張り切ってこの日を待っていたが 今日は諦めている。
どうにか2釜分のヒジキを確保したが近所に配れば残りは少ない。
5日間という解禁期間が晴天と凪と潮が合致する日が有れば良いのだが
こればかりは自然任せ オマケに少ないという。

ヒジキも今や外国産に押され 純国産は少なくなりつつある。
生のヒジキを輸入してステンレス釜で湯がいている。
産地はまばらで徳島産ワカメのようになりかねない。
鉄釜で湯がいたしかも国産ヒジキは希少になりつつある。

鉄釜で湯がいたヒジキの鉄分はステンレス釜の9倍になるという
昔ながらの製法で作っている海辺の町のヒジキ
たまにはヒジキご飯も具だくさんの煮物もステガタイ。



明日はヒジキの解禁日

2024-05-04 18:32:44 | 日記

  今日の空は青かった。


  トンネルを抜け


  間もなくすると


  遠くには海辺の町が。


明日はヒジキの解禁日 息子家族と夕食を共にするべくお昼に街まで買い物に出掛けた。
ひねもすのたりのたりの世界。
海岸線の緑も日増しに色濃くなって久し振りの青空を見ました。
この青空小出しにしてヒジキの乾燥が済むまで取っておきたい気分です。

帰省中の友人にテングサを煮出して味付けした心太を作り
鰺でさつま汁を ついでに菜園の紫蘇と玉ネギを添えてお刺身を
潮の引いた頃を見計らってカメノテの好きな彼女の為に取ってきて貰い
久し振りに懐かしい味を喜んでくれました。

中1になった孫男子昨年に引き続き張り切っています。
足の悪い夫力が弱くなって来た私と 役に立たないジジババに替わって頼もしくなってきました。
この時を待っている人達のため身体が動く間は湯がこうと思いながら。
今年は最後かも知れないねと言いつつ1年延ばしで。

柔らかくて美味しいの声に励まされ 昔ながらの鉄の大釜で4時間近く湯がく作業は中々です。
空気に触れると酸化作用で其れは見事な黒々としたヒジキの出来上がりです。
手間を掛けなくなって来た今相変わらず昔ながらの製法で作っているのです。

明日の解禁 地区の人達は1年家庭で食べる分を作ります。
今日の穏やかな海と交換したいくらいの海であって欲しいと。

近くではケキョケキョと鶯が鳴いています。新米かな?