* m's small garden * <milky-mamaの小さな庭>

*** 植物育てが運んでくれる小さな幸せ ***

冬の庭の楽しみ

2009-01-12 15:03:31 | 



冬の木もいいなぁ、って思う。


曇り空に薄日が差して
寒さの中に少しの暖かさを運んでくる。

細くて頼りなかった木蓮も
一年ごとに少しづつ逞しさを身につけて。

枝先には固く小さな蕾。
木肌が中から耀いているように感じる。






その脇にいるライラックもちゃんと枝先に蕾を用意して
風当たりの厳しい場所で頑張っている。

冷たい風が冬中まともにあたるから
いつも春は他所のお庭のライラックより1週間は遅く咲く。
でも必ず咲いて強い香りで満たしてくれるんだ。





今年はなかなか咲けなかったラベンダードリームが
こんな寒くなってから少しだけ咲き出した。

去年すぐ隣に大きなクリナムを植えたので
それに負けてろくに咲けなかった。
大きくなりすぎたクリナムは我が家では可哀想なので
バラ園に寄付した。

これでこのラベンダードリームもお嫁に行ったクリナムも
一息つけたに違いない。

こうやって少しづつ庭の景色も変わっていくんだね。




久しぶりに見る小輪のラベンダードリーム。
今度の春は元気に育つかな?





狭い庭だから、すぐ脇にカロライナ・ジャスミンも育っている。
これも伸びて伸びて伸びすぎたので
秋にかなり切り詰めた。




よく見ると、ここにも蕾が育ちだしている。
黄色い小さな花が咲くんだよね。
甘いいい香りなんだ。



そのカロライナ・ジャスミンの足元に
日本水仙。




花の少ないこの真冬にこんなに咲いてくれる日本水仙。
これだけは強くって何もお世話しないのに
年々増えて咲いてくれる。
ありがたいなぁ。





八重のハマナスの、枯れてしまったかのような
固いゴツゴツした枝ぶりも好きだ。

昨年までは「本当に枯れちゃったのかな?」って心配で
春になるまで何度も枝先を折って確認したりした。

でももう今年は安心して春を待つよ。
キミがとっても強くて美しいのはよくわかったから。




三時を過ぎれば
冬の陽射しはすぐに赤みを帯びてきて


 

黄色い花たちはいっそう黄色に耀いて





木もバラも夕暮れの光で満たされていく。



冬の庭もいいよね
ゆっくりと・・・でもしっかり息づいている。