お気楽クロスステッチ生活

趣味のクロスステッチのことを中心とした日々のとりとめのない雑記帳です

図書館は悪いのか

2016-01-17 22:11:18 | Satsuma Street

この土・日に完成できるか?!
と、頑張りましたがもう少しのところでタイムアップです。

ロイヤルブルーの深い、澄んだ青が全体を引き締め、
とっても良い感じになってきました。

下に1列つながるチューリップもかわいいです。

          

今、百田尚樹さんの『大放言』を読んでます。
あちこちでの発言が取り沙汰され、騒動になったりしてますが、
この本に書かれている彼の主張は、一部、共感できない部分もあれ、
大方、正論だと思いました。

で。
『大放言』の中に、「図書館は新刊本を入れるな」という放言があります。
図書館が多くの副本を購入し、市民にタダで読ませているから本が売れない、
出版不況は図書館のせいだ。と、おっしゃられています。
なので、出版されて1年は図書館に新刊本を入れるなということなのですが、
私はこれには賛成してもいいかなと思います。
半年ほど前だったか、読売新聞でも、林真理子さんが同様の見解を述べていました。
レンタルCDも、発売後一定期間はレンタルできないですよね?
同じように、本だってそういう期間を設定しても良いと思うのです。

けれど、そうしたからといって、本が売れるのか?という疑問は払拭できません。
思うに、携帯電話が登場するまで、電車内の暇つぶしは本(雑誌、マンガを含む)か新聞でした。
私はよく、電車の7人掛けの座席に座っている人のうち、何人がスマホをいじっているか数えるのですが、実に7割以上の人がそうしているのが常。
中には電子書籍を読んでいる人もいるのかもしれませんが、
たいていはアプリ、LINE、ネットじゃないかな?
本や新聞を読んでいるのは0人、多くても1人ですよ。

電車の中ではスマホ、家に帰ればもっと魅力的なゲームやネットがあるのですもの、
本を買って読みましょうなんて言ったところで、全く効果なしでしょう。

要は家庭にパソコン、スマホが普及したお陰で、趣味の多様化が生じ、
決定的な活字離れが発生したと思うのですよ。
簡単なことです。本を読むよりアプリをいじっていたほうが楽しいってこと。
こんなことは、今私がここで言う以前にわかりきったことです。

出版業界も、今までと同じやり方で売っていたって本は売れないですよ。
新聞広告を出したって、新聞を読む人自体減っているのですから。
賛否両論ありますが、CDに握手券を付けて売った戦略。
ああいう、買わないと得られない特権とか、付加価値とか、
他にも色々とアイデアはあると思うのですよね。

もし現実に図書館で新刊本は1年入庫しないことになったら、
出版業界は活況に戻るのか?
甚だ疑問ですが・・・・
これは私の放言です。


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