読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ゴールデンスランバー

2008年06月29日 10時10分15秒 | ■読む
伊坂幸太郎著、新潮社刊。2008年本屋大賞と第21回山本周五郎賞を受賞した作品です。以前、娘が伊坂幸太郎にハマり、夢中で読んでいましたが、私は、この作品が初めてです。他の作品は知りませんが、本作は緻密な構成と魅力的な登場人物がでグイグイと引き込まれました。すぐにでも映画になりそうな作品です。これから、他の作品を読む楽しみが・・・。でも、次は、あえて、別な作家の作品を読み始めています。(好物は、とっ . . . 本文を読む
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脳が若返るメモする習慣

2008年06月26日 12時41分29秒 | ■読む
米山公啓著、中経出版刊。著者は医師で多彩な才能の方のようです。私のようにノウハウものが好きな方にとって、本書には結構実践的な様々なテクニックが示されており参考になると思います。積極的に生きることが出来る人にお勧めです。 評価は4です。 . . . 本文を読む
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実

2008年06月25日 12時43分12秒 | ■読む
米原万里著、角川書店刊。米原さんの著作は「不実な美女か貞淑な醜女か」を読み、その後「魔女の1ダース」などを読みました。いずれも面白く、気取らない米原さんのお人柄と知性を感じさせるものばかりでした。本作は第33回大宅壮一ノンフィクション賞を2002年に受賞しています。米原さんが多感な少女時代に過ごしたプラハのソビエト学校で出会った3人の少女や家族の想い出とその後の再会が描かれています。米原さんを形作 . . . 本文を読む
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ブラック・ダリア

2008年06月24日 07時19分26秒 | ■読む
ジェイムズ・エルロイ著、文春文庫刊。かの名高いエルロイのの第一巻である本書を外出時用に選びました。この作品は映画にもなったと思いますが、そちらの方は観ていません。シリーズ三作目のLAコンフィデンシャルはビデオで観た記憶があります。 大変ヘビーでした。馳星周の不夜城に似た味わいもあるのですが、主人公と男女のパートナーが登場することや、主人公の知性の趣が異なるように感じます。(不夜城も大変面白く、あっ . . . 本文を読む
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上機嫌の作法

2008年06月21日 07時29分00秒 | ■読む
齋藤孝著、角川ONEテーマ21。「声に出して読みたい日本語」の著者です。この本はユニークな内容で楽しめました。つい最近まで、ひどく不機嫌な上司がおり、職場が暗かった・・・。私が異動でその部署に加わった時にお願いされたのは、「明るくしてね!」でした。何とか期待に応えるべく努力し、少しは雰囲気が改善されたと思いますが。その上司は、一年後定年退職したので、本当に、職場に陽が差し込んだような・・・。 そん . . . 本文を読む
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脳インデックス式メモ術

2008年06月18日 22時36分19秒 | ■読む
中島孝志著、KKベストセラーズ刊。京大式カードを挨拶や講演あるいはプレゼンで、話すべき項目を一つずつ一枚ずつメモしておく。特に必須の事項は別の色のカードにする、というアイディアが使えそうでした。著者自身の様々な工夫も交えたノウハウが一通り書いてあります。関心を持った初心者に適していると思います。 評価は4です。 . . . 本文を読む
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三四郎

2008年06月17日 21時36分23秒 | ■聴く
夏目漱石著、東京エーヴィセンター発行。言わずと知れた文豪の作品です。何度か聴いたり読んだりしています。その間隔は、それぞれ1年以上だと思います。聴くのは、もっぱら散歩の間にテープで。読むのは寝る時に、青空文庫で入手したものをザウルスで。 その度に、なにがしかの発見がありますが、一番の驚きは、100年前の作品が、今触れても不自然でない、ということ。表現も、なれてくると面白く、実は仕事上の言い回しでも . . . 本文を読む
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使う力

2008年06月16日 07時32分47秒 | ■読む
御立尚資(みたちたかし)著、PHPビジネス新書刊。炉色なノウハウや概念を学んだだけでは仕事に生かせない。問題は使う力っだと主張しています。その肝は、 1.企画力=課題設定力×情報収集力×分析力×想像力×統合力 2.人と組織を動かし結果を出す力=モチベーション喚起力×規律徹底力×しくみ構築力 です。著者は民間航空会社に就職後に留学。その後外資系コンサルティング会社の日本代表、とのことです。仕事柄か、 . . . 本文を読む
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メモの技術

2008年06月15日 07時22分04秒 | ■読む
坂戸健司著、すばる舎刊。メモの必要性、活かし方、ノウハウ、場面ごとの方法など、一通り網羅しており、この手の書籍としては参考になる内容です。たまにこの手の本を読んで新しいノウハウを拾っていますが、本によってはがっかりしてしまうことも。そもそも、こうした実用書は、初心者が読んで納得できるように書いているので、どうしても、わかり切ったところから説明しなければなりません。だから、半分趣味のように読みあさっ . . . 本文を読む
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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008年06月14日 18時06分35秒 | ■見る
インディ・ジョーンズを映画館でみるのは初めてです。ビデオでも十分楽しめましたが、やはり、映画館は臨場感があって良いものです。主演のハリソン・フォードは、スター・ウォーズのキャプテン・ハンソロ約で初めて観た俳優さんで、本当に格好良かった。1977年封切りで、ミッドナイトショーで友人と見ました。(まだ、20代でした)いきなり、宇宙空間に文字が編隊で流れてゆくオープニングの後、宇宙船がドァーッと登場。そ . . . 本文を読む
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もっと知りたい台湾

2008年06月13日 22時14分12秒 | ■読む
若林正丈編、弘文堂刊。この7月初めに、妻と台湾へ、2年振り、2度目の旅に行く予定です。4泊5日で台湾を一周するという、格安のパックツアーです。それで、台湾の歴史を知りたくて読み始めました。前回は台北だけの3泊4日で、ありきたりの旅行ガイドを読んでから行きました。台北は20年くらい前の東京のような、不思議な懐かしさを感じる、人々も穏やかな都市でした。ツアーなのに、行ってみたら参加者は妻と私の2人きり . . . 本文を読む
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燃える波濤 第5部 冬の烈日

2008年06月09日 21時26分58秒 | ■読む
森詠著、(株)徳間書店刊(1989第1版)。このシリーズは中々見つかりません。第4部はまだ読んでいません。いわゆる国際謀略小説、とでもいうのでしょうか。非常にスケールの大きな小説です。でも・・・、おもしろくありませんでした。それなりの評価を得ていたので読み始めました。そのうち面白くなるのかな?とおもいつつ・・・。登場人物が多く、込み入った事情があって、大河ドラマのような味わいです。何となく、西村健 . . . 本文を読む
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ザ・マジックアワー

2008年06月08日 17時55分30秒 | ■見る
夕べのテレビで、三谷幸喜監督が、「たくさんの俳優さんが出ている」といっていましたが、本当にたくさんの俳優が登場しました。びっくり。豪華。 三谷幸喜さんの映画は、「ラヂオの時間」を始めてみました。10代に筒井康隆さんの本をたくさん読みましたが、その作品のように、あり得ない状況に、いつの間にか引きづり込まれて、気が付くとすっかり作品世界に入り込んでしまっている。そんな感じです。 最初は普通なんだけれど . . . 本文を読む
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銀の匙

2008年06月01日 07時58分47秒 | ■聴く
中勘助著、新潮社発行のカセット文庫、加藤剛さんの朗読です。加藤さんの朗読は、夏目漱石の心のより、こちらの方が良いです。このカセット文庫を聞くのは3年ぶりくらいですが、今回の方が遙かに感銘を受けました。ネットで作者について調べると大変興味深い人です。 自信の幼少時代の思い出を書いているのですが、(多分)誰もが幾分かは経験した繊細で陰影に富んだ少年の精神世界を正確に描写しています。(しかし、作者の繊細 . . . 本文を読む
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