つげ義春原作、新潮社発行。
漫画を朗読劇にしたカセット版を聞きました。出演者は佐野史郎、余貴美子、瀬川哲也のお三方です。
下記のネットの情報によれば、
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/つげ義春
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乙川優三郎著、朝日文庫刊。
乙川さんの久しぶりの著作でした。相変わらず、しっとりしていて生きる気高さが伝わってくる作品でした。しかし、主人公の男女の苦しさが胸に迫り、中々読み進めませんでした。乙川さんの作品は、往々にしてそうした展開なのですが、本著は切なく苦しい想いが、いや増して切々と続きます。
直木賞を受賞した「生きる」は、カセット文庫で二度聞きましたが、当たり前に生きている普通の人々の生きる苦 . . . 本文を読む
えーっとっ。貴方は右ですか左ですか。まぁ、真ん中はないですね。確か、右の方が圧倒的に多いそうです。別に理由はないけれども、右の人が左、左の人が右では落ち着きが悪い。さて・・・、何でしょうか?
それは、実は「キャンタマ」です。女性には分からないでしょーが、ズボンなどをはいた時、サポーターでもソーチャクしていない限り、真ん中で安定していることはありません。もともと筋目の通ったモノでなく、フツーの状態で . . . 本文を読む
その昔、新採当時。残業中にサンドイッチを一人で食べていると、係長が「美味しそうだなぁ」と、曰くありげに声を掛けてきました。私はほんの冗談の積もりで、食べ残していた食パンの耳をかざして「食べます?」と・・・。係長の顔色が変わり、他の皆さんも一斉に私を見ました。その係長は体調を崩し入院し、その後異動しましたが、それからの3年間は、地獄の日々が続きました。結局、その部署には11年間”お勤め”することにな . . . 本文を読む
フランクリン・コヴィー・ジャパン編著、キングベアー刊。
久しぶりに、手帳に関心が湧き、関連書籍を何冊か読み始めました。手始めが本書です。私自身、仕事の業務管理を上手にこなすため、様々な方法を試してきました。大きさやフォーマットなど、色々試しました。見開き一ヶ月、見開き一週間など。また、超整理手帳は、二度使いました。
現在は、B5サイズの手作りフォーマットですが、見開きの左側が一週間の書き込み欄、右 . . . 本文を読む
山崎武也著、PHP新書刊。.
世の中には、様々な人がいますが、思わず「勘弁してくれー!」という印象を持ってしまう人がいます。傍若無人。厚顔無恥。
そこまでは行かないまでも、私は品がない自信(?)があります。たまさか品の良い人だなぁ~、と感じる人に出会うと「こんな私でゴメンなさい!」と反省しきりです。そんな訳で、品の良い人になりたいと常々考えていたので本書を読んでみました。本書の著者はこんな方です。 . . . 本文を読む
かつて、同級生が、そのお兄さんから「ガロ」という漫画雑誌の存在を聞きつけ、私に話してくれたことがありました。「つげ義春」という名を聞いたののはその当時であったと思います。確か20歳の頃。それから幾星霜。何年か前に竹中直人さんの「無能の人」という映画が、つげさんの原作によるものだと聞きました。「ねじ式」という凄い作品がある、とのお噂も。
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佐江衆一著。横浜カセット文庫発行。
佐江さんの江戸職人奇譚からの作品です。先に載せた「召天の刺青(ほりもの)」と「対の鉋(かんな)」同じシリーズの作品です。この作品は、凧造り技術に深くは立ち入っていません。しかし、主人公である定吉の、情けない人物を丹念に描写しています。不器用で頑固な職人。しかし、自分を偽ることが出来ず、自らの人生の可能性を閉じてしまっている男。
しかし、哀れな息子の姿に一念発起を . . . 本文を読む
志村ふくみ著、横浜カセット文庫発行。
非常に格調高いエッセイでした。言葉が美しく、丁寧に人生を過ごしておられることが伝わってくる著作です。例えば、自然から色を頂くのであって、混ぜ合わせて色を作ることは間違っている、という趣旨のくだなど、自然に学び自然を尊ぶ気高い心が伺えました。また、織物の際、緑と紫を交互に織り込んで行くと、絵の具を混ぜた時と異なって素晴らしい色になる、など、大変に興味深いお話もあ . . . 本文を読む
宮下誠著、光文社新書380刊。
大分前、先輩のクラシック談義にカラヤンの話が良く出てきました。私は現在以上にカラヤンをあまり知りませんでしたが、「皇帝カラヤン」などの呼称を見掛けたことがあり、たまに雑誌などで、同氏にまつわるゴシップを目にしたりもしました。ナンカスゲー人らしい、位で関心を余り持っていませんでしたが、正直に言うと、何となく好感を持っていませんでした。
そんな訳で、本書のタイトルを目に . . . 本文を読む
高安正明著、メディア・テック刊。
パソコンやネットワークの技術が急速に進んでいて(歳を取ると)追いつくのが大変です。それでも、解決しなければならない疑問が多くなってきた折、本書が目に留まり読んでみました。非常に丁寧で過不足なく解説されています。もちろん入門者には不向きでしょうが、ある程度パソコンを使っている人にとって、過不足なく読める内容になっています。
ネットワークに関係すると思われる機器が(発 . . . 本文を読む
前にも書いた吉田拓郎さんの「イメージの詩」が収録されたCDを発見しました。『Pure Best』です。本当に久しぶりに聞きましたが、記憶と全く同じだったのに驚きました。それだけ、若い時に心に焼き付けていたのだと思います。最も、今回は、CD、ヘッドフォンアンプ、高級ヘッドフォンなので、当時聞こえていなかった音が聞こえています。こうして入力している間にも聞いていますが、左からベースギター、右からリード . . . 本文を読む
三十数年前、会社の慰安旅行に言った時のこと。大人の宴会など経験がなかったので大変に緊張したことを覚えています。そして、恒例により新人が宴席を盛り上げるために駆り出され、大広間の舞台でカラオケを歌う羽目に・・・。
さあ困った。何を歌ったらよいのやら。フォークソングでもないよなぁ・・・。しゃーない、じゃ、ムード演歌やってみるか! と選曲したのが「小樽の人よ」でした。当時は、8トラックのカラオケの(ヒジ . . . 本文を読む
佐江衆一著、横浜カセット文庫発行。
佐江さんの作品は全く読んだことがありませんでした。また、下記のネット情報によれば、何度も芥川賞の候補になったり、色々な賞を受賞しているとのことでしたが、私は知りませんでした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/佐江衆一
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ドナルド・キーンの講演。新潮カセット発行。
私は、二〇代に「不思議の国ニッポン」を読んでからキーン氏を知りました。と思っていたら、その本は、ポールボネという親日のフランス人のエッセイだそうです。したがって、私が、いつどこでキーン氏を知ったのか思い出せません。もしかしたら、テレビでかもしれません。いずれにしろかなり前から知っていました。
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