読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

文房具さんぽ

2008年07月31日 07時19分25秒 | ■読む
木下綾乃著、世界文化社刊。私は文房具が好きです。機能美そのもののようなもの。可愛いもの。それ以上加えることも削ることも出来ないようなデザインの良いもの。(分野は違いますが、アップルの製品に、よくそんなものがありますね)また、心和むものも良いですね。(実はドラえもんが好きなのですが、それは心和むからです) 本書はイラストレーターを職業とする木下さんが、自分が好きな文房具や販売店の紹介に留まらず、自作 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その16:日月潭

2008年07月30日 07時25分53秒 | ■旅する
いよいよ日月潭に到着です。この湖は、日本が統治していた時代に水力発電のため湖面の面積が大きくなり、今では台湾一の湖だそうです。気温も平地に比べて低く、景勝のリゾート地になっているようです。展望台から眺めたのがその写真です。また、日月潭の記事は以下を参考に! http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%88%E6%BD%AD 湖の観光はじきに終わり、次は . . . 本文を読む
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ラッシュライフ

2008年07月29日 07時19分39秒 | ■読む
伊坂幸太郎著、新潮文庫刊。「ゴールデンスランバー」に続く2作目の読書でした。海外の、特にアメリカの小説は、時間軸に沿って物語が展開することの多い日本人の作品に比べ、多彩なストーリー展開があり、それが魅了の一つでした。この間紹介した「マラソンマン」などがその一つです。また、ごく短い脈絡のない場面を積み重ねて行き、やっと中盤以降に全体像が分かるような作品もあります。 伊坂幸太郎さんの作品は、隅から隅ま . . . 本文を読む
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台湾紀行:その15:ビンロウ(檳榔)!!

2008年07月28日 07時19分13秒 | ■旅する
15mの隆起の話の後、私は夕べ見たビンロウのことをSさんに聞いてみました。すると、Sさんからビンロウの説明がいろいろとありました。 ●丁度、今日(7/4)から中国本土からの直行便が台湾に来ることになっている。その観光客の多くがビンロウ売りの女の子を見たい、と希望していることが分かり、台湾の政府は、台湾の恥になると判断し、若い女性による露出度満点の服装は厳しく禁止することにした。 ●そもそもビンロウ . . . 本文を読む
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2008年07月27日 06時50分45秒 | ■聴く
夏目漱石著、東京エーヴィセンター刊。夏目漱石の作品は、散歩の際にカセットで聞いています。今朝も「吾輩は猫である」を聞きました。「門」は初めて聞きましたが、「吾輩は猫である」は三度目です。いつも思うのですが、明治の人が書いた作品を現代人が読んで面白いと感じるのは不思議です。「門」の場合は、主人公と妻の閉ざされた世界が丹念に描かれており、二人が身を寄せて路傍を歩く様子が彷彿とします。「三四郎」から「心 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その14:一晩で15mも!

2008年07月26日 08時04分20秒 | ■旅する
こうして台湾一周の旅は2日目に入りました。台中市内から、次に向かうのは日月潭です。心に余裕が出来て、車窓から珍しいものは無いかと、鵜の目鷹の目で探していました。バスは平地から山に向かって登り始めました。その時、Sさんからビックリするような説明がありました。「今皆さんが登っている道は、8年前の9月21日の大地震の時、一晩で15mも持ち上がった場所があります。」とのことです。ネットで調べたら、1999 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その13:郷に入っては郷に従え

2008年07月25日 07時15分15秒 | ■旅する
早めの出発時間でバスに乗り込んだ後、ツアーコンダクダーのSさんから、忘れ物の確認がしつこいぐらいにありました。具体的な品物を挙げながら確認して行きます。特にパスポートが大事なので、私たちも、念のため確認しました。この習慣は、この旅の間中毎朝の儀式になりました。 その後、Sさんが、ホテルのテレビでNHKのチャンネルを間違って教えてしまったことを詫びました。というのも、台湾では日本のテレビ放送が流され . . . 本文を読む
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台湾紀行:その12:朝食

2008年07月24日 07時18分48秒 | ■旅する
さて、先にも書きましたが、このパックツアーはかなりの強行軍です。それでモーニングコール6時、食事は6時30分から、出発は7時40分でした。まだ、疲れが抜けきらない寝不足気味の一泊目の夜は明けて朝食を迎えました。当然のごとくバイキングでした。日本のホテルでもバイキングが一般的で、日本食と洋食の2本立てですが、台湾では、地元の中華が加わっています。日本食があるのは、その後の3泊も含めて共通でした。それ . . . 本文を読む
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台湾紀行:その11:夜の台中は・・・

2008年07月23日 07時19分15秒 | ■旅する
宿に到着して少し休んだ後、外に出掛けました。夜間の行動は全くの自由でしたから。フロントで念のため、支配人と思しき年配の方に治安状態を確認すると、流ちょうな日本語で「全く問題ありません」とのことでした。場末といった感じのホテルから大通りまでは300m程ありましたが、途中で賑やかな音楽を流しながら2台の車が徐行しています。台湾は人も車も右側通行ですが、私たちは、左側を歩いており、その車がゆっくりと抜き . . . 本文を読む
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4TEEN

2008年07月22日 07時30分25秒 | ■読む
石田衣良著、新潮社刊。初めて読んだ石田衣良さんの著作です。佃島に住む4人の中学生が主役の短編集です。遠い十代を想い出しました。こんなに劇的でなく感動的でもないけれど、無邪気な少年時代を終え思春期に入って行く、あるいは入った心の不安定な時期を優しく活写しています。人が人であることの根源は、十代にあるのではないかと思います。世界のすべてを理解し得たと錯覚する瞬間が、悲しさの深さを実感した瞬間を、切なさ . . . 本文を読む
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借金取りの王子

2008年07月21日 07時07分17秒 | ■読む
垣根涼介著、新潮社刊。大好きな垣根良介さんの新作を読みました。「リストラ請負人真介シリーズ」の第1作である「君たちに明日はない」は山本周五郎賞を受賞しましたが、その2作目です。5つの短編で構成されており、主人公の真介にまつわる人物が、少しずつ登場してきます。今回は主人公が勤める会社の社長が登場。 良い小説では、魅力的なのは主人公だけでなく、いわゆる脇役にも輝く人が登場しますが、本作もその例外ではあ . . . 本文を読む
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台湾紀行:その10:旅の宿は金次第

2008年07月20日 07時40分50秒 | ■旅する
夕食の後、ホテルに向かいました。台湾では「大飯店」というと、食事処ではなくホテルだそうですが、配られた日程表には、すべての日に、二つの大飯店が記されていました。この日は台中全国大飯店と中心大飯店でした。何かなぁー、と思っていたら、オプションでホテルのランクを上げた参加者がいたためだったのでした。前者がグレードの高いホテルです。翌日の高雄と最終日の台北では、丸山台飯店ですから、まぁ、日本で言えば帝国 . . . 本文を読む
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崖の上のポニョ

2008年07月19日 18時16分40秒 | ■見る
「となりのトトロ」を見て以来、宮崎駿ファンになりました。子供が通っていた保育園のイベントの時、繰り返し『となりのトットロ、ト、トーロ』という知らない歌が流れていましたが、直にビデオで作品を見ました。幼かった子供達も私達夫婦も、何度も見ました。その他の作品も。子供達の成長に、ジブリ作品は東京ディズニーランド以上に、大きな影響を与えたと思います。私が映画館で見たのは「もののけ姫」以降の作品ですが、「魔 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その09:初回の台湾料理

2008年07月19日 06時32分24秒 | ■旅する
宝覚寺の観光の後は、早めの夕食に向かいました。18人の参加者が9名ずつに2つ分かれました。例のご婦人方と一緒になり、もう一組の夫婦を加え5+2+2です。こぎれいなお店でした。着座すると、早速飲み物の注文取りがありましたが、私たち夫婦は、迷うことなくビールを頼みました。店に着く前にSさんから、ビールとジュース類は100元との予告がありました。頼んでビールの栓を抜くと、すぐに現金で支払います。2本なの . . . 本文を読む
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台湾紀行:その08:謎の輝く物体

2008年07月18日 07時12分48秒 | ■旅する
桃園空港から台中に向かう途中の道路から、建物の上に輝く不思議な物体が見えました。とにかく、目に入る建物のことごとくに、その輝く物体が載っています。(写真の上の部分)Sさんに尋ねると、それは水道のタンクだそうです。日本にもビルの屋上に高架水槽がありますが、日本の場合、建物が高くなって水道の水圧が十分でなくなり、最上階では水道の出が悪くなったり、出なくなることを防ぐため、高架水槽に一旦水を溜めておくの . . . 本文を読む
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