読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

アバランチ

2022年12月31日 09時14分48秒 | ■見る
2021年に放送されたテレビドラです。3年前の爆破テロ事件を生き延びた主人公、羽生誠一と、その上司の恋人、山守美智代は共に警察官であったが、そのテロ事件が不自然なことから、アバランチ(「雪崩」)を結成し、事件の黒幕をあぶり出す為に、独創的な方法で、その取り巻き達の犯罪行為を暴いて行く。しかし、警察組織を敵に回す行動であることから、次第に困難さが増してゆき、チームの6人は追い詰められていく。果たして . . . 本文を読む
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ピアノはなぜ黒いのか

2022年12月30日 11時42分16秒 | ■読む
斎藤信哉著、幻冬舎新書刊タイトルに惹かれて読み始めると、「大量生産は売る為に都合が良いから」日本製のピアノは黒色になったとのこと。また、日本でピアノが普及し、ヤマハとカワイが大量生産によってピアノを安価に生産して、高度成長期の需要と相まって、日本の一般家庭にピアノが普及したことなどが述べられています。その後の記述は、高級オーディオ機器を推奨するマニアの議論のようで、非常に偏ったうんちくと自慢話に終 . . . 本文を読む
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トキメキ☆成均館スキャンダル

2022年12月29日 09時22分27秒 | ■見る
2010年8月から放送された、韓国の時代物テレビドラマです。主人公の女性キム・ユニは、父親が亡くなり、弟が病弱で借金を抱えた一家の為に、男装して学才を生かした仕事で収入を得ている。 ある時、エリート官僚の養成校である成均館の入試試験時に、不正な仕事を請け負うことにした。高額の報酬で差し迫った借金取り立てをしのぐ為であった。しかし成り行きから、主人公も試験を受けることになってしまい、国王自らの下問 . . . 本文を読む
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The Rise And Fall of British Naval Mastery

2022年12月26日 09時24分54秒 | ■読む
日本語の翻訳では「イギリス海上覇権の盛衰」というタイトルで出版されている書籍です。拙い翻訳でほぼ11ヶ月で、ようやく翻訳を終えました。 本書は著者の3作目の作品ですが、既に翻訳が終わった7作目の「The Rise and Fall of the Great Powers: Economic Change and Military Conflict from 1500 to 2000」と近著の「E . . . 本文を読む
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ニューヨーク・タイムズ物語 紙面にみる多様性とバランス感覚

2022年12月24日 11時28分20秒 | ■読む
三輪裕範著、中公新書刊アメリカを代表する高級日刊紙と評価されている「ニューヨーク・タイムズ」を、様々な観点から分析しています。明らかにリベラル色の新聞ですが、「編集委員会の支配下にない外部の人物が、ある新聞記事に対して同じ新聞内で意見や見解(反論や異論)を述べる欄(Op-ed (opposite the editorial page / opposite editorial]、オプ・エド))」を設 . . . 本文を読む
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ムーンフォール

2022年12月21日 09時51分57秒 | ■見る
2022年公開のアメリカのSF映画です。スペースシャトルのミッション中に謎の物体に襲われ、一人が亡くなり、残りの二人は奇跡的に生還した。その際、システムに頼れなくなり、手動操作でシャトルを無事に帰還させた飛行士のブライアンは、事故の原因を疑われて解雇されてしまう。 それから10年後、突然月の軌道が変わり、地球との衝突が間近に迫って来た。事故で生き残ったブライアンの同僚はNASAの所長代理となり、 . . . 本文を読む
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逢わばや見ばや 完結編

2022年12月19日 08時46分28秒 | ■読む
出久根達郎著、講談社刊著者の「逢わばや見ばや」を朗読で聴いて感銘を受け、その完結品である本書を読みました。著者は、私より10歳年長で、郷里が私の居住地と同じ県内です。講演会も聴いて好感を持ちました。また、読売新聞の人生案内という相談欄の回答者の一人として辛口ながら、人生の先達としてしっかりした助言をしており、感銘を受けています。 その著者が中学校を卒業して、東京の月島の古書店に務め始めてから、独 . . . 本文を読む
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ライダーズ・オブ・ジャスティス

2022年12月17日 12時14分57秒 | ■見る
2022年日本公開のデンマークの映画です。会社を首になった男が、いつもより早く列車に乗って帰宅途中、ある母親に席を譲った。直後に列車事故が起こって、その母親は死んでしまう。男は、事故の報道を聞いて不審に思い、元同僚の協力を得て、単なる事故では無く、あるギャング集団が証人を殺す為に仕組んだと考えた。亡くなった母親宅を訪れ、軍人である夫に、仕組まれた事故だと証拠を示した所、夫はギャング達を始末すること . . . 本文を読む
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電車をデザインする仕事 ななつ星、九州新幹線はこうして生まれた!

2022年12月15日 10時19分37秒 | ■読む
水戸岡鋭治著、新潮文庫刊著者を知ったのは、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」と記憶しています。氏の実績をぼんやりと記憶していますが、本書で、その主要な作品を知りました。詳細は下記URLで見ることが出来ます。 本書の前半は、氏のデザイン上の理念を丹念に紹介していますが、いささか退屈でした。その多くを既に知っているからです。例外は新人の教育で、日本人がかつて手間暇を掛けて人を育成する方法にも . . . 本文を読む
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カイジ 人生逆転ゲーム

2022年12月13日 09時50分47秒 | ■見る
2009年製作のコミックを映画化した日本の作品です。藤原竜也さん、天海祐希さん、香川照之さん、光石研さんなどの芸達者を揃えていることが奏功しています。下手な役者を起用したのでは、如何にもというマンガチックな台詞の説得力が無くなってしまったでしょう。原作を知らないので比べられませんが楽しめました。-----------------------------○カイジ 人生逆転ゲーム----------- . . . 本文を読む
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東京輪舞

2022年12月10日 11時12分41秒 | ■読む
月村了衛著、小学館刊22歳で警官になり、たまたま田中角栄さんの自宅の警護を担当した男が主人公。酔漢が思いついて田中邸に乱入しようとするのを阻止する為格闘し排除したが、足を骨折する怪我を負い入院した。翌日、田中氏本人が見舞いに立ち寄り、主人公はひどく恐縮すると共に、大いに感銘を受ける。 その後、自分には不向きとも思える公安に配属され、公安の職員らしからぬ言動で本人も周囲も戸惑うが次第に慣れて行く。 . . . 本文を読む
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マーキュリー・ライジング

2022年12月08日 09時23分37秒 | ■見る
1998年公開のアメリカ映画です。FBIのベテラン潜入捜査官である主人公のアートは、ある事件で銃撃戦を防ぐ為に努力していたが、もう一歩のところで、上司の誤った判断の為に犯人一味が銃殺されてしまう。上司に抗議したが受け入れられず、思わず殴ってしまった所、閑職に左遷されてしまう。意地で辞職を思いとどまった主人公は、無理心中と思われる事件への臨場を命じられた。現場に行くと、やる気の無さそうな同僚は事件性 . . . 本文を読む
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美女の正体

2022年12月06日 09時45分29秒 | ■読む
下村一喜著、集英社文庫刊NHKの対談(下記リンク2つ目)で下村さんをお見掛けして、非常に驚きました。かつて憧れた岩下さんと対談する様子で、美しさに対する心からの敬意を感じました。そのひたむきな姿勢が、ご自分の独自な価値観を生み出したものと思います。 半世紀前の高校生時代に、友人とどちらの女優が美人かという、軽い言い争いをしました。自分の押し女優はすっかり忘れましたが、彼の好みはカトリーヌ・ドヌー . . . 本文を読む
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ハコヅメ~たたかう!交番女子~

2022年12月02日 08時52分42秒 | ■見る
2022年7月から放送されたテレビドラマです。同名アニメを原作としており、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんが主演で、ムロツヨシさんなどの個性的な脇役陣が多数出演し、アニメらしさを醸し出しています。 永野さんは、NHKの連続テレビ小説で見た以外はその演技を見たことがありませんが、ぼんやりしているが人柄の良いという役柄を見事に演じていて素晴らしい。どう見ても素のまんま、という感じですが(そんなことはない . . . 本文を読む
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