読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

老いる覚悟

2014年04月30日 19時03分36秒 | ■読む
森村誠一著、KKベストセラーズ刊 森村さんの多くの書籍をたびたび目にしてきましたが、私が読んだのは本書が初めてです。元々推理関係の小説は好みでないためです。映画化された作品もあり、非常な多作な作家で、一時「悪魔の飽食」でバッシングを受けた事などが印象に残っています。 著者は1933年生まれで、本書が出版された2011年当時は78歳。後期高齢者になり、七十代の坂を登っておられる時期です。本書で著者は . . . 本文を読む
コメント

BENLY110 No2

2014年04月29日 09時09分09秒 | その他
桜が満開になったので、近間をバイクでツーリングしました。カメラは肩に掛け、地図をインナーラックに入れ、前部のカゴに荷物を入れて出発です。160km程度のツーリングでしたが、天気に恵まれ、気持ちよく運転できました。燃料を補給したら、平均燃費は39.9KM/Lでした。以前乗っていたスクーピーは35KM/L程度だったので、それより燃費が良い。満タンで400KM走ることができる計算です。 写真中は、石岡市 . . . 本文を読む
コメント

非正規公務員という問題:岩波ブックレットNo.869

2014年04月28日 20時00分13秒 | ■読む
上林陽治著、岩波書店刊 著者は地方自治総合研究所の研究員とのことですが、自治労が設立した組織に属しているためか、現状への問題提起が本書の目的です。「非正規」という言葉が一般に使われるようになってからどのくらい経つのでしょうか。昔はパートとか臨時という言葉しかお目に掛かっていなかったように思います。そうした時代に合っては、夫婦のうち夫が専業で働き、妻が家計の一助を担うために扶養控除が適用を受けられる . . . 本文を読む
コメント

フィクサー/DVD

2014年04月27日 19時16分47秒 | ■見る
2007年公開のアメリカ映画です。主人公は弁護士事務所でフィクサー(揉み消し屋)を担当しています。事業への投資の失敗で借金を抱え込んだ矢先、弁護士事務所の同僚で親友が奇行に走り、その救済に乗り出します。その裏には・・・。 時間配列をいじってあるので、前半は少し退屈です。しかし、後半から俄然面白くなってきます。存続を掛けて行動する弁護士事務所の経営者をシドニー・ポラックが、会社の利益と自身の出世の為 . . . 本文を読む
コメント

我、食に本気なり

2014年04月26日 09時00分22秒 | ■読む
ねじめ正一著、小学館刊 ねじめさんの講演会を聞いたことがあります。ごくこじんまりとした部屋で、かなり近くからお話をお聞きしましたが、飾らない人柄で好感を持ちました。しかし、本書が初めて読む著作です。 本書は、連載記事に手を加えたものとのことですが、著者の生い立ちが色濃く反映した食の嗜好が、穏やかな語り口で綴られています。特に多く登場するのが祖母と父親で、ねじめさんの家庭の様子が湯気の中から立ち上っ . . . 本文を読む
コメント

スコット・マッケンジー 花のサンフランシスコ

2014年04月25日 06時28分22秒 | ■聴く
この曲も半世紀余り昔の曲。私の記憶では、スコット・マッケンジーはかなり太っていたので、下記のURLの映像は、それ以前のものと思います。今聞いても、ヒッピー文化の傑作で、夢と希望に溢れています。こうした時代があったことは記憶されても良いのではないでしょうか。 ----------------------------------------------------- URL => https://ww . . . 本文を読む
コメント

アンコール遺跡の光

2014年04月24日 06時21分52秒 | ■読む
田村仁写真・文、小学館文庫刊 アンコールの遺跡群に魅せられて、危険を顧みず何年となく取材を重ねた著者の写真が満載の写真集です。写真が主体ですが、アンコール帝国の歴史や政治体勢などを含めて、読み終わると、カンボジアの大まかな歴史と、遺跡群の来歴が自然と頭に入ります。筆者の遺跡に対する愛着の深さを感じる良書でした。 評価は4です。 ※壁紙専用の別ブログを始めました => カメラまかせ 成り行きまかせ . . . 本文を読む
コメント

ママス & パパス 夢のカリフォルニア

2014年04月23日 19時16分01秒 | ■聴く
かつて、アメリカの文化が日本を初めとする世界を席巻した時代に聞いた音楽。今から半世紀もの前です。当時は中学生で、大して意味も分からずに聞いていましたが、素晴らしいメロディーラインに、少しもの悲しいテイストが。今聞き直してみると、私の貧弱な英語力でも、かなり暗く、そして当時の反政治的な、国家に対する異議を読み取れる歌詞のように感じます。名曲です。 -------------------------- . . . 本文を読む
コメント

子どもたちはなぜキレるのか

2014年04月22日 20時18分33秒 | ■読む
斎藤孝著、ちくま新書刊 マスコミで何度か見たことのある斎藤さんの著作です。語り口が非常に明確で分かり易く印象的でしたが、書籍でも主張は明確です。自らの身体感覚が自身や世界の認識の基礎であること。また、現代に継承されていない「腰肚文化」の意義と重要性を説いています。私は、合唱の発声練習で、声を響かせる訓練を通して身体の使い方の一端を知りましたので、本書の主張に納得しました。そして、身体の使い方を通し . . . 本文を読む
コメント

小林麻美 雨音はショパンの調べ

2014年04月21日 19時50分33秒 | ■聴く
もう大分前、まだ景気の良い時代に聞いた曲です。当時はひどく魅力的に見えた小林麻美さんの歌った曲で、何度か聞いて気に入りましたが、それっきり。たまたまネットで、久し振りに聞いて、やっぱり良い曲であると思い調べた所、イタリアの男性が歌った曲だそうです。1984年のリリースだそうで、30年前の曲。私も20代でした。 -------------------------------------------- . . . 本文を読む
コメント

フェイクシティ2/DVD

2014年04月20日 09時55分08秒 | ■見る
2011年製作のアメリカ映画です。フェイクシティの続編とのことですが、登場人物やストーリーは別物です。舞台はデトロイトです。麻薬捜査課の潜入捜査官が殺され、捜査が始まります。かつての同僚であった主人公が、若い警官と犯人を追いますが・・・。 本作の方がダークさが少なく、サスペンス色がやや強まっています。脚本はいまいちな気がします。しかし、主演のレイ・リオッタとショーン・ハトシーがイイ感じです。 評価 . . . 本文を読む
コメント

輝業力7つのレッスン

2014年04月19日 19時21分00秒 | ■読む
根本登茂子著、カナリア書房刊 茨城県の水戸市で起業した著者が、精一杯生きて来た自らの来し方を中心に書いた書籍です。基本的に時間軸で描かれており、様々な出会いや体験を以下の七つの分野に整理して振り返っています。 ○レッスン1:育む力 ○レッスン2:学びの力 ○レッスン3:磨きの力 ○レッスン4:創造の力 ○レッスン5:叶える力 ○レッスン6:つながる力 ○レッスン7:癒やしの力 大学進学を反対する父 . . . 本文を読む
コメント

中華料理 きらく

2014年04月18日 22時43分06秒 | ■味わう
お腹が空いて、目について看板を頼りに中華料理店に入りました。入口には消費税が上がったので料理の値段を上げたとの断りの張り紙がありました。入店すると、幾組かの客がいましたが、私は普通のラーメン500円を頼みました。写真の通り、ごく普通のラーメンで、麺はしこしこ、スープは魚系であっさりしています。チャーシューは普通。今は値段が高いラーメンが多いので、値段相応で丁寧な盛りつけの良心的なラーメンとお見受け . . . 本文を読む
コメント

今日からはじめるテーブルフォト

2014年04月17日 20時23分18秒 | ■読む
中村陽子、ミゾタユキ、住吉志穂著、誠文堂新光社刊 緻密な作業が好きでないので、行き当たりばったりで写真を撮っているから、中々腕が上達しません。仕事でも趣味でもそうなので、人の何倍も経験を重ねてしまいます。そうしてある程度実技が身についてから理屈に入らないと、内容が身に付かないタイプです。だから、入門書を何冊読んでも、内容を検証するように緻密に作業に撮すことができません。しかし、後から振り返れば、中 . . . 本文を読む
コメント

フェイク シティ ある男のルール/DVD

2014年04月16日 06時22分59秒 | ■見る
2008年公開のアメリカ映画です。ロスアンジェルス市警のあるチームが、おとり捜査などのアブナイ手法で難事件を解決していますが、かつてチームからはじき出された警官と、チームのエースとして仕事に取り組んでいる主人公との間に確執が生じます。そして・・・。 主人公の警官をキアヌ・リーヴスが演じており、ある事情から心に闇を抱えアル中になっている男を好演しています。重要な脇役を演じているフォレスト・ウィテカー . . . 本文を読む
コメント