読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

27人のすごい議論

2016年06月30日 18時31分39秒 | ■読む
『日本の論点』編集部編、文春文庫刊 本書は「日本の論点」に掲載されたものから27本を選んで収録しています。その大方は「すごい」と言う程のインパクトを感じませんでしたが、成る程と感じる以外な視点があるもの、対立する立場の立脚点が鮮明に浮き彫りにされているものなど、大変に興味深い内容でした。また、極めて平易なものから専門的なものま取り上げていますが、詳細に論じれば一冊の書籍となる濃密な内容が多いと感じ . . . 本文を読む
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C_vine (ファイル結合ソフト MP3結合可)

2016年06月29日 17時38分30秒 | ■電脳
ネットラジオで録音した音源を1つにまとめるのに、AudioDirector5 を使っていましたが、非常に面倒です。簡単に結合できるソフトを探していたら「C_vine」を見つけました。びっくりするほど簡単で高速です。①の「ファイル追加」で結合するファイルを指定します。(エクスプローラーなどのファイラーから直接でもOKですが、ファイル名順になりません。このボタンを使うとファイル名順にソートされます。) . . . 本文を読む
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デザイナーの仕事

2016年06月28日 19時32分15秒 | ■読む
Real Design 編集部編集、枻出版社 日本の文化は成熟していると思います。経済的に豊かになって物不足から解放された時に、質への欲求が一般化するのだと思いますが、その質に、美しさ、使いやすさ、環境負荷の少なさなどの多面的な価値観に光が当たるのだと思います。日本が経済的に停滞しており、厳しい国際的な経済競争環境に晒されている。貧困にあえいでいるのは確かですが、発展途上国と比べて豊かであることか . . . 本文を読む
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Switch 音声ファイル変換ソフト

2016年06月27日 17時50分51秒 | ■電脳
音声ファイルをいじる時は、録音、編集、形式の変換、結合のいずれかですが、録音と編集は AudioDirector5 を愛用しています。変換はフリーソフトをいくつか試しましたが、変換が遅い、出力フォルダの設定が面倒で直感的でないことから、いくつか試しましたが、最近「Switch 音声ファイル変換ソフト」を使用して、変換が高速でサポート形式が多彩。設定が極めて簡単なのに驚きました。下記ULRで無料版を . . . 本文を読む
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仕事も勉強もはかどる15分間昼寝術

2016年06月26日 18時12分23秒 | ■読む
ブルーノ・コンビ著、草思社刊 昼寝の実践者である著者が、昼寝中に想を得て執筆した著作です。具体的な昼寝の仕方はありきたりで少しがっかりしましたが、昼寝が生理的に必要であること、その効用が立証されていることを紹介し、合わせて昼寝とその効用を礼賛する古今の例を引いています。大方が昼寝の効用を延々と語っており、読んでいて飽きますが、昼寝の効果は自分の体験からも納得できました。昼間と限らず、非常にタイトな . . . 本文を読む
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グエムル 漢江の怪物/DVD

2016年06月25日 16時40分07秒 | ■見る
2006年公開の韓国映画です。漢江に突如現れた魚類が巨大化したような怪物を巡る物語ですが、スリラー、SF、家族愛、コメディーなどの要素を目一杯に詰め込んだ作品です。理詰めで考えると全く理屈の合わない展開ですが、楽しめば良いのでしょう。ホラー的な要素がコメディータッチでかなり和らいでいます。韓国に特有な味わいなのかどうか判りませんが不思議な映画でした。 ----------------------- . . . 本文を読む
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インド史への招待

2016年06月24日 19時48分43秒 | ■読む
中村平治著、吉川弘文館刊 インド史研究家によるインド通史です。国家としてのインドだけではなく、周辺の国々を含んだインド亜大陸である南アジアの歴史を概説しています。本書の冒頭で「面積的に見ても、南アジア世界をそのままヨーロッパに移せば、ヨーロッパからはみ出てしまうほどこの世界は大きい。」と述べ、続けて「そこでは諸民族や諸宗教が、その多言語・多文化性に規定されて、時に対立を重ねつつも、全体としては他か . . . 本文を読む
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さよなら、人類/DVD

2016年06月23日 18時16分31秒 | ■見る
2014年製作のスウェーデン映画です。物語はさえない二人連れのセールスマンが出会う人々の不思議、不可解、不条理、あり得ないエピソードが無秩序に続きます。セールスマンを演じる二人と登場する他の俳優達の途方に暮れたような、薄い膜が掛かったような存在の表現の仕方が一種独特です。全体として生きる哀しみややるせなさをじんわりと感じさせます。クスリッと笑ってしまう場面が何度もありました。 ---------- . . . 本文を読む
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兵器進化論

2016年06月22日 19時34分05秒 | ■読む
野木恵一著、イカロス出版刊 出版物の多い兵器を除いた様々な戦争の兵器についてその起源、用い方、開発の歩みなどを簡潔に記述しています。それぞれ興味深く読みましたが、最終章の「変わる兵器と変わらない戦争」が特に説得力がありました。 ---------------------------------------------- URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/江藤 . . . 本文を読む
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マンスリースケジュール その2

2016年06月21日 18時19分07秒 | その他
A5の大きさのコクヨのドットノートに、手書きで見開き一月分のマンスリースケジュールを作成し、次の見開きは一時的な情報を貼り付けておくようにして8ヶ月。非常に便利ですが、手書きで次の期間を作成するのに躊躇し、考えた末にワードで様式を作成しました。そしてそれをどう綴じるかをしばらく考えました。 結局、様式はA5の大きさでマンスリーの左と右を分割して作成し、印刷時にA4用紙にA5を2ページ分集約して印刷 . . . 本文を読む
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中国共産党の経済政策

2016年06月20日 18時22分05秒 | ■読む
柴田聡、長谷川貴弘著、講談社現代新書刊 本書は、2008からの4年間を在中国日本大使館で経済参事官を勤めた財務官僚の柴田聡さんと、同じく経済専門調査員であった経済学者の長谷川貴弘さんの共著です。日本人の多くが抱いている中国に対するイメージは、ヒステリックに歴史問題という外交カードを振りかざす政府と、理性や合理性を欠いためちゃくちゃな言動の人々というものではないでしょうか。私もその一人ですが、本書は . . . 本文を読む
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アース・トゥ・エコー/DVD

2016年06月19日 17時50分30秒 | ■見る
2014年公開のアメリカのSF映画です。B級映画かなと思ってみたら、斬新なカメラワークで「スタンド・バイ・ミー」と「ET」の味わいを加味した秀作でした。アメリカ映画の美質を体現した映画だと思います。 ------------------------------------------------------------ URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/アー . . . 本文を読む
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生物はなぜ誕生したのか

2016年06月18日 09時19分11秒 | ■読む
ピーター・ウォード、ジョセフ・カーシュヴィンク著、河出書房新書刊 本書は2016.1.30に初版された書籍です。今まで何冊かの類書を読んだので、生命の誕生から今日までの生命の足跡をぼんやりと理解していますが、本書の独自性は、数多くの気候変動やアクシデントでほとんどの生命が絶滅し、その後にまた数多の生命が誕生し進化した道筋をダイナミックに描いている点です。二酸化炭素と気候変動との関係が定性的に説明さ . . . 本文を読む
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ナイト・チェイサー/DVD

2016年06月17日 19時35分15秒 | ■見る
2015年公開のフランス映画です。見始めてしばらくは「激突!」みたいな感じかなぁと思いましたが、主人公達の描き方がちょっと違うなと思いました。で、終盤になるとびっくり。なんたる飛躍でしょう。でも、これで良いのでしょうね。肩すかしの感が無きにしも非ずでしたが・・・。中心となる登場人物を演じた俳優達の演技が良くてしかも魅力的でした。 ---------------------------------- . . . 本文を読む
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無所属の時間で生きる

2016年06月16日 17時15分30秒 | ■読む
城山三郎著、新潮文庫刊 城山さんの「部長の晩年」に続いて本書を手に取りました。本書の初出は「この日、この空、この私 無所属の時間で生きる」と題した1999年とのことです。氏は当時72歳ですが、連載したものをまとめたそうで、70歳前後の執筆が中心と思われます。氏が出会った人々、出来事を通して、ご自分の有り様と来し方を深く考究されているように感じました。36編収録されていますが、胸を突かれた言葉が幾つ . . . 本文を読む
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