読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

トコトンやさしい段ボールの本

2021年09月29日 11時06分16秒 | ■読む
レンゴー株式会社編著、斎藤勝彦監修、B$Tブックス刊 最近は、宅急便の普及で、段ボールが沢山たまるようになりました。その中で、再利用できそうな物をとっておき、身近な小物を段ボールなどを利用して作っています。そんなことから、段ボールに興味を持っていたので本書を手に取りました。 本書では、段ボールの開発の歴史から、国内での最初の生産、今日までの改良の歩み、段ボールの材質、検査法、サイズの規格、製造 . . . 本文を読む
コメント

ノラゲキ!

2021年09月27日 14時57分35秒 | ■見る
2011年製作の日本のアニメ映画です。宇宙空間の施設内で目覚めた訳ありの5人と一匹の猫。自分たちの置かれた状況が不明のまま、互いに疑心暗鬼になりながら脱出の糸口を探します。そして・・・。ごく短い作品で、「どんでん返しが」と言いたい所ですが、「肩すかし」と入った方が良い感じでした。---------------○ノラゲキ!---------------評価は3です。※壁紙専用の別ブログを公開していま . . . 本文を読む
コメント

異能の画家 小松崎茂

2021年09月25日 11時42分45秒 | ■読む
根本圭助著、光人社NF文庫刊その昔、プラモデルの箱に描かれたリアルでダイナミックな絵に惹かれましたが、その画を描いた人物は、様々な分野で活躍した小松崎茂さんとのこと。その名を知ったのは、スピットファイアーに関する本を読んでいた時、その中に収録されていた絵の幾つかが氏の作品であるとして、著者が感謝の意を表していたからでした。臨場感と躍動感を備えた素晴らしい作品の生みの親に興味を持ち、本書を手に取った . . . 本文を読む
コメント

鉄の骨

2021年09月23日 10時55分08秒 | ■見る
池井戸潤さんの同名小説をテレビドラマ化したWOWOWの作品です。 原作も読んだものの、余り記憶になく、却って楽しめたように思えます。芸達者な俳優が的確に演じていて見応えがありましたが、特に主演の神木隆之介さんと内野聖陽さんの演技が見事でした。 池井戸さんの作品は、勧善懲悪ながら、現実世界の矛盾の存在理由をはっきりさせた上で、そのしがらみを突破していく姿に共感を覚えます。 人の世ならではの閉塞 . . . 本文を読む
コメント

財務省を解体せよ!

2021年09月21日 12時10分54秒 | ■読む
高橋洋一著、宝島社新書刊破天荒な言動が目立つ高橋さんの著作です。思い込みなしに対象を分析し、最適解を導き出すという高性能の頭脳を持っているので、発言内容が理解しやすく偏っていないと思います。 本書は国家公務員のキャリア達が槍玉に挙がっていますが、自負心が強すぎたり、社会的な地位が高い人、医師会や経済団体利益団体などの代表者などにも通底する問題行動、問題指向を意識していると思います。 職業や学歴 . . . 本文を読む
コメント

ホワイトアウト

2021年09月18日 10時14分26秒 | ■見る
2009年公開のアメリカとフランスの合作映画です。かつて、南極上空で墜落した輸送機を巡るミステリー映画です。 ようやく夏の勤務が終え、越冬隊員と交代しようとしていたアメリカの南極基地が舞台。訳あって南極での勤務を選んだ主人公は、殺人事件の解決に当たりますが、背後には何か曰くがありそうです。捜査の途中で、犯人と思しき人物に襲われますが、何とか逃れて、事件の解明に当たりますが・・・。 それほど凝っ . . . 本文を読む
コメント

新装世界の伝記39 福沢諭吉

2021年09月16日 11時37分54秒 | ■読む
福田清人著、ぎょうせい刊近代日本の形成過程で、啓蒙、教育活動に大きな功績を残した福沢諭吉の伝記を読みました。新装世界の歴史シリーズは、程良い分量で、興味を持った歴史上の人物を知るのに適したシリーズです。 本書は、諭吉の生まれ、育ち、活躍を通して、その時代の状況と、諭吉自身の人となりを、選りすぐった逸話を基に伝えているように思います。 反骨精神が強く、合理的な考え方の持ち主で、意志堅固。志を遂げ . . . 本文を読む
コメント

ゴールデンスランバー

2021年09月13日 11時16分37秒 | ■見る
伊坂幸太郎さんの同名小説の、韓国版映画です。日本では2010年に、堺雅人さん主演で製作されましたが、本作は、2018年に製作されました。日本の映画も見たのですが、ほとんど記憶にないのは、10年一昔(&加齢)ということで、残念なことです。 本作は、韓国版故に、脚色や演出が異なっていると思いますが、大変に良く出来ていて楽しめました。お人好しすぎる主人公の真っ直ぐな生き方と、学生時代の友人達との友情が . . . 本文を読む
コメント

中国は東アジアをどう変えるか

2021年09月11日 14時40分56秒 | ■読む
白石隆&ハウ・カロライン著、中公新書刊経済発展著しく、領土と影響力の拡大に腐心している中国に関する書籍に関心があるので、今回は、少し堅めの新書を選びました。 中盤までは、東南アジア諸国々それぞれの、戦後の経済政策の過程を辿り、更に中国との関係を論じています。 中国の対外政策は、鄧小平の改革開放後に、覇権主義を見せること無く、ひたすら経済発展に邁進してきたため、西洋諸国及び東南アジア諸国との経済 . . . 本文を読む
コメント

風が吹くとき

2021年09月07日 14時50分16秒 | ■見る
絵本作家のレイモンド・ブリッグズが、1982年に発表したアニメ映画です。 先日、ブリッグズの原作を2016年にアニメ映画化した「エセルとアーネスト ふたりの物語」を見て感銘を受けて、本作を見ました。 退職後、田舎にに引っ越して、年金でつましい生活を送る夫婦が、原爆投下を生き延びたものの、夫婦の平素と変わらない、しかし確実死に向かって行く物語です。イギリスらしい独特のユーモアがあり、一方で、原爆 . . . 本文を読む
コメント

恐るべし戦闘機

2021年09月04日 12時17分21秒 | ■読む
飯山幸伸著、光人社NF文庫刊内容とタイトルに関連性があまりない無く、第2次世界大戦に関わった戦闘機で、開発が上手く行かなかったものを中心に幅広く扱っています。開発当時の状況から、単発のエンジンでは達成できない能力を得る為に、双発にした機体。空冷エンジンの搭載による空気抵抗を減らす為に、搭載位置を機体中央部付近にした機体。エンジン性能の向上の為の過給器を機械式ではなく、排気ガスを利用したターボにして . . . 本文を読む
コメント

太陽は動かない:映画版

2021年09月01日 14時22分43秒 | ■読む
WOWOWのテレビドラマ化の後に映画化された作品です。主要な役はテレビドラマと同じですが、より原作に近い脚本で、密度の濃い、凝縮されたストーリーで見応えがありました。 韓国人のエージェント役で、韓国の俳優ハン・ヒョジュとピョン・ヨハンが出演しており、達者な演技を見せています。 鷹野一彦を演じた藤原竜也さんは無論、高校生時代を演じた日向亘さんも魅力的です。 因みに私はアマゾンプライムで鑑賞しま . . . 本文を読む
コメント