団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

シニア女性が人生をふりかえった時

2022-06-03 05:29:09 | シニア女性

シニア男性の人生の多くは学校を卒業して定年まで働くという

のが一般的でどちらかというと単線的である、それに対して女

性の場合は結婚して専業主婦、もしくは仕事を続けるかと岐路

に立たされたり、母になるか否か、子育てに専念するか否か等、

その都度立ち止まり塾考することを迫られてきたはずだと老年

学専門家の秋山弘子氏は指摘している。

 

男性は仕事に費やす時間が長い一方で家事に費やす時間は短い、

平日も休日も日常的な家事は女性が多く引き受けている、男は

外で戦い女が家庭を守るという私たちシニア世代、家事は重要

な仕事なのに重視しなかったのでは?という問いかけに返す言

葉がない、そしてシニア女性の幸福度についてのアンケート結

果に見える人生模様は自分なりに懸命にやってきたと肯定と自

負を感じさせる内容だった。

 

■40年間、看護師として勤めた、夫と義母のためにと懸命に

働き私がローンを組んで戸建てを買った、真面目に生きてきた

(80歳)

 

■昨年、息子を亡くした原因が同居している実母にある、その

母を介護しなければならないというやり場のな憤りに苦しんで

いるが、これまでに良い事もあったので、トータルでいい人生

だったと思えるようにしたい。(56歳)

 

■幼少期に片親となり親類の家で8年間育てられた、その日々

があったので、これまでどんなにつらいことがあっても耐え

れたと思う、知的障害のある長男を産んだことで夫と姑から

どい仕打ちを受けたが、今は息子と保護猫との暮らしに幸せ

感じている、血の繋がらない私を厳しくもきちんと教育して

れた継母に感謝している(62歳)

 

■私たちが物心つく頃の日本は貧しかった、今は何でも欲しい

ものが手に入って幸せな時代だが、子供ができなかったことが

唯一の心残りだ(82歳)