徳ちゃん繁昌リポート

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【現役奮闘記】身銭切っても商売の優位性!?

2013年06月10日 | ひと安み
世間はバブルに浮かれていた時代、若いバイヤーは何を勘違いしたのか、仕入先の担当者が来福時には度々呑み屋に連れて行っては割り勘じゃなく身銭を切っていたのでした。

何とも呆れた話しですが、気付けばツケが20万円以上、当時の手取り給料よりも高く、サラリーマンにとっては大変な出費でした。要は出張した時に接待を受けるからそのお返しというもの、しかし仕入先の接待は会社経費の範囲内、わかっていたけどついつい調子に乗っていましたね。そこまでの計算はなかったけど、お陰で商談はいつもこちらペース、売れ筋商品を要望値でゲットして、取引関係もバッチリいったのでした。
変なところで几帳面なバイヤーは、翌日の商談で酒の席を強調する仕入先に対してはピシャリと一線を引いて弱みは見せませんでした。さすがにビジネスの鉄則だけはわきまえて癒着などは嫌ったのですが、結果的には特定の人と呑みに行くこと自体があまり良くなかった行動でしょうね。

当時のEC(欧州共同体)の内部資料の中で「うさぎ小屋発言」が話題に上りました。日本人の住宅の狭さをいった言葉ですが、資料は「日本の成長の原因は、激しい労働、訓練、会社への忠誠心、人口過密で競争心旺盛である。日本人は西欧人ならウサギ小屋としか思えないようなところに住むワーカホリック(働き中毒)であり、重役は会社のためとあれば休暇をとることも諦め・・・・・・・」などと散々だったようです。しかしこれは高度経済成長期のたくましい日本の姿でした。


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