徳ちゃん繁昌リポート

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企業の発展は「大きさ」と「強さ」両輪で

2012年09月04日 | 出張先々
9月は下期に入る企業も多いようですが上半期の業績はいかがでしたか!?景気低迷の昨今、大手と違い中小・零細企業には特に冷たい風が吹き捲って、風邪をこじらせ肺炎起こしたり、重病化する企業も後を絶ちません。今回はそんな中で経営危機から脱して勢い取り戻した企業の話し。奇跡の勝因はさて置いて、大きく業績上げ続けて4年半になる、そんな中小企業の社長さんへ「強く」なるための進言をしたのでした。

不況、不景気だからこそ優良企業の果たす役割は大きいもので、経営の使命にはふたつある。ひとつは業績上げてしっかり「税金」を納めること。いろんな社会貢献の形はあるけどやはり納税の義務は当たり前で、この際、小手先の税金対策に惑わされることなく借入金返済と内部留保で会社の資金力アップを勧めました。借入は企業の実力かも知れませんが、高い利息払ってチヤホヤされる?いや、何と言っても自己資金力、蓄えて無借金経営を目指すべきなのです。
もうひとつは「雇用創出」で就職難や雇用不安が叫ばれる中、ひとりでも多くの従業員を雇い入れることは優良企業として当然の努めなのです。引き抜き等で優秀な人材を欲しいのはどこの企業も同じですが、Uターン、Iターン、Jターン、転職、新卒、シルバー雇用などにチャンスを与えることもやっていただきたいものです。新しい血を入れることは企業体質や職場の活性化にも当然つながるのですから。

「税金」と「雇用」は経営する者にとっては責務ですし、社長さんも創業当時の初心を思い出したみたいで私の進言には理解を示してくれました。しかし時遅し、少々手遅れだったようです。社員やパート募集は始まったものの、この際とすでに過剰すぎる設備投資に動いていたのでした。企業を「大きく」することは経営者としての立派なビジョンですが、企業を「強く」することも重要な務めでして、両輪が揃って初めて企業の発展はあるものなのですよね。

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