2000年以降に倒産した23万社から意外な共通点が浮かび上がった。倒産月は決算で追い詰められるニッパチ月?それも「5日」「水曜」「仏滅」、且つ快適な気温で天候のいい日が多いらしい。
どこにもある哀れな話し。資産家の息子は裕福な生い立ちで何不自由なく、わがまま放題、周囲から持て囃され、苦労ひとつ知らなかった。そのうち生前贈与、有り余る財産と社長の椅子が舞い込んだ。
だが間もなく先代が病に倒れ死去、業績は悪化、助言聞く耳もなく八方塞がり?取り巻きに裏切られ、資金繰りショート、遂には妻と離婚、生まれて初めて非力を思い知った。たった一つの後悔は、資産ある内に知恵を出せば良かった?後の祭りだった。
長く業界に籍を置くと、いくつも中小の倒産や破綻、破産の末路に遭遇する。何ともやるせない。2月を目前に綱渡り経営?難局を乗り切るのも経営者の知恵と手腕に掛かっているものだ。北風に舞う落ち葉を見ると哀れな二代目のことを思い出す。案外、重荷から解放され自由気楽にやっていることだろう。