OL主婦の小さな幸せ。

日々の出来事や小さな幸せ、お出かけ、身近なエコ、環境問題、フェアトレード、鳥のこと、アロマなどを綴っています。

ノスタルジック東京28~文京区白山の歴史ある建物~

2019年09月11日 | ノスタルジック東京

ノスタルジック東京もあとちょっとで30回になります。
最初の方はまだ初期のスマホで画像も小さく、撮り直したいな^^
この後もまだまだ渋滞中・・
秋の旅行までにアップしたいところです。

さて前回・ノスタルジック東京27~文京区白山・花街の名残り~の続きで、東京文京区は白山。
かつての花街の遺構以外にも、昭和レトロな建物が数多く残っています。

前にも少し触れましたが、
実家が本郷にあった頃、自営の印刷業を手伝っていた時期があり、父の指令で白山の製本屋さんに時々来ていました。


あの頃自転車で坂を下り、まず目に留まっていたこちらのレトロ建築。

この日は6月半ばで、左側の建物はモジャが進行中。
レトロな理容室は庇が新しくなっていました。
見切れている一番左の建物は解体中・・
そして、

解体中の建物の脇を入った路地。
手前の牛乳屋さんは変わっていません。店先の園芸がすごい。


このMCビル、というところにかつて「力石製本所」という製本屋さんがあり、ここに時々来ていました。
とても人の好いご夫婦がやってらして、お二人の笑顔が好きだった。

今はシチリア屋というイタリアンになっています。
近くの喫茶店で聞いた話では、イタリアンの前も違うお店が入っていたとか。
力石製本所さんは転居してしまわれたようです。


同じ通りの、こちらもレトロでいい雰囲気。



少し戻って今も営業している銭湯の「富士見湯」。

本郷在住の頃は自宅にお風呂がなく(戦前建築の家)母と銭湯通いでした。

最初は「七宝泉」という銭湯に通い、そこが閉業すると菊坂の下道にあった「菊水湯」へ通い始めます。
「菊水湯」は金曜日が定休日だったので、金曜日だけはいろいろな銭湯へ行きました。
向丘の「鏡湯」、春日の「日成湯」、小石川の「初音湯」、そしてこの「富士見湯」。

「富士見湯」以外はすべて閉業し、跡地はマンション等になっています。




あの頃は暗くてあまり注意して見なかったけど、この溶岩オブジェすごいな^^;





唐破風も素晴らしい。
昔は銭湯では当たり前のことだと思ってました。


タイル張りも今では貴重。



昔は銭湯通いが本当に嫌でした。
夏はせっかく入っても帰るまでにまた汗だくだし、真冬は寒くて風邪ひくし。
夜遊びが1番楽しい時期だったのに、銭湯閉まるから23時までには帰らないと!って感じだったし笑
あと、23時~24時のテレビ番組は見れなかった。「夢で逢えたら」とか。今となってはどうでもよいけど・・

でも帰りの夜道で母と飲む自販機のビックル(乳酸菌飲料)が美味しかったな。

そんなことを思い出しながら、違う通りも散策。



なんかすごいのある!


看板建築????元々なんの建物だったのでしょう。


こういうの、メダリオンっていうのかな?



近くには昭和のおうちに多い窓ガラス。



違う通りにはレトロなガラスブロックとレンガタイルを使った建物。



この面格子かわいい。
昭和のおうちにありがちだけど好き。

他にも戦前建築っぽい建物やレトロかっこいいビルが点在します。








レンガ調タイルと古めなガラスブロックに四角い取っ手(ドアの)の昭和ビルがあるだけで、アガる笑



花街の遺構以外でも、木造家屋多め。

そして、路地裏に謎の煉瓦

かなり古そうです。
元々何があったところなのか・・・

こちらにも。

ここのは割と奥まで続いています。
周りの住宅は新しいので、遺構のように見えます。

路地の奥へ行くと、何やら風格のある邸宅が。



登録有形文化財のプレートがあります!こんなところに!
知らずにカメラに収めましたが、帰宅して調べるとレトロ建築好きの間ではわりと有名でした。

新町館(旧三宅家住宅)といって
竣工は1923年(大正12年)、関東大震災(1923年)の時に地下室を建設中だったという古い洋館。
住宅兼法律事務所として建てられたそうです。
モルタルをたたきつけた凹凸のある「ドイツ壁」や、縦長の窓、軒下の装飾が特徴的で当時としては珍しかったことと思います。
玄関の両脇にある柱は一見大理石風ですが、こてで描いた左官工法だということです。ドイツ壁も左官工事とのこと。
東京大空襲では母屋や土蔵が焼失し、新町館も窓枠が焼けただれてしまったが、板をはって戦後の一時期5家族25人ぐらいが暮らしたという。
その後住む人がいなくなって荒れ果て、幽霊屋敷とまで言われて取り壊すことになったが、
たまたま消息不明だった親族が新町館を頼りに訪ねてきて、何十年ぶりかの再会を果たしたことがきっかけで取り壊しを免れ
1983(昭和58)年に現代風にリフォームされたらしい。
画廊や歯科医院だったこともあるようです。
※ネットより情報抜粋
現在はどなたがお住まいなのか不明ですが、賃貸住宅として貸し出されているそう。
3階建て6DKだそうです!広い~

取り壊しを免れたキッカケすごい。

その親戚さんが文化遺産を残してくれたのですね!


最後長くなりましたが、カメラに収めきれなかった古い建物も、きっとそれぞれの歴史があり、
個性があり味わい深い建物が多い文京区です。
レトロ好き・古い建物好きには、充実したレトロ建物探訪となることをお約束します笑

 


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